雑誌
歴史街道 2020年11月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、<「昭和の日本海軍」光と影>です。
日露戦争の勝利で、その名を世界に轟かせた日本海軍。しかし、第二次世界大戦では一転、アメリカ海軍に敗れることになりました。
栄光から没落、そこには何があったのでしょうか。「組織」「教育」「作戦」「技術」といった面から、「昭和の日本海軍」の強みと弱みを探っていきます。
また、昭和の戦争において、陸軍が悪玉、海軍が善玉と捉えられがちですが、それは一面的な見方と言えるのではないでしょうか。
対米戦争を阻止できなかったのか、なぜ特攻を始めることになったのか……「昭和の日本海軍」の実力とともに、歴史的な視点から分析することで、その実像を浮かび上がらせていきます。
特集2は、「平将門の乱」を取り上げています。
関東一円を支配下に収めると、「新皇」と称して新しい国家の建設を目指したとされる平将門。
彼はなぜ反乱を起こしたのか。そして、その胸の裡にあるものは、いったい何だったのか。
最新研究をもとに、解説していきます。
特別企画は、Q&Aで読み解く「戦国京都」です。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の、これからの舞台は京都。
戦国時代の京都の町は、平安京とも現代の京都とも異なっていました。
上洛した織田信長や明智光秀の目に映った京の都を、わかりやすく解説します。
日露戦争の勝利で、その名を世界に轟かせた日本海軍。しかし、第二次世界大戦では一転、アメリカ海軍に敗れることになりました。
栄光から没落、そこには何があったのでしょうか。「組織」「教育」「作戦」「技術」といった面から、「昭和の日本海軍」の強みと弱みを探っていきます。
また、昭和の戦争において、陸軍が悪玉、海軍が善玉と捉えられがちですが、それは一面的な見方と言えるのではないでしょうか。
対米戦争を阻止できなかったのか、なぜ特攻を始めることになったのか……「昭和の日本海軍」の実力とともに、歴史的な視点から分析することで、その実像を浮かび上がらせていきます。
特集2は、「平将門の乱」を取り上げています。
関東一円を支配下に収めると、「新皇」と称して新しい国家の建設を目指したとされる平将門。
彼はなぜ反乱を起こしたのか。そして、その胸の裡にあるものは、いったい何だったのか。
最新研究をもとに、解説していきます。
特別企画は、Q&Aで読み解く「戦国京都」です。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の、これからの舞台は京都。
戦国時代の京都の町は、平安京とも現代の京都とも異なっていました。
上洛した織田信長や明智光秀の目に映った京の都を、わかりやすく解説します。
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百年後の日本海軍 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.166 |
蒼井 優 |
7p |
特集1 「昭和の日本海軍」光と影 いま語り継ぐべきもの
【総論】 「世界三大海軍国」の一角を占めるも…その虚実に迫る |
戸高一成 |
14p |
建艦競争から軍縮会議、そして日米開戦への歩み |
平塚柾緒 |
24p |
四人の「連合艦隊司令長官」が果たした役割とは |
保阪正康 |
30p |
真珠湾、珊瑚海、ミッドウェイ、レイテを再検証する |
大木 毅 |
36p |
【山本五十六】 日米開戦直前、その心には何が渦巻いていたのか |
秋月逹郎 |
44p |
【米内光政】 帝国海軍最期の日、遅咲きの海相が抱いた想いとは |
松田十刻 |
51p |
「海軍魂」──それでも最期まで戦った男たち |
早坂 隆 |
58p |
特集2 最新研究でここまでわかった!
「平将門の乱」の真実 反乱勃発の原因、そして新皇即位の意味とは |
木村茂光 |
84p |
己は神に選ばれし者──最期の十四日間 |
矢野 隆 |
92p |
特別企画 Q&Aで読み解く「戦国京都」
信長・光秀・秀吉の夢の跡 |
河内将芳 |
115p |
連載 読み物
信長と帰蝶──若き日の姿を名古屋に求めて |
65p |
|
名声を望まず、弱き者たちのために──永観律師の生涯 |
鷹橋 忍 |
70p |
ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより 第7回 私たちも絵の中の一羽の鳥 |
74p |
|
近代日本の先駆けとなった浦賀奉行所と中島三郎助 |
植松三十里 |
77p |
連載小説 月と日の后 第31回 日輪の章 |
冲方 丁 |
98p |
「歴史街道」伝言板 |
104p |
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BOOKS・CINEMA |
106p |
|
この著者に注目! 川戸貴史 |
108p |
|
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県 第15回 戸次道雪×大分県「雷神の皮」 |
今村翔吾 |
110p |
江戸は「本所竪川」ぶらぶら歴史散歩 |
畠山健二 |
124p |
知っているようで知らない香港の歴史 |
宇山卓栄 |
126p |
開戦から八十年――「名言」で読み解く太平洋戦争 第4回 硫黄島、武士道、大和の特攻… |
半藤一利 |
132p |
年間購読のご案内 |
141p |
|
次号予告! |
142p |
|
歴史街道脇本陣 |
143p |
|
歴史とともに味わう「世界の城」 第4回 アグラ城 |
島崎 晋 |
146p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。