雑誌
歴史街道 2022年1月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、〈源平合戦の真実――男たちはかく戦えり〉です。
2022年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」、北条義時を主人公にした物語です。
この時代のドラマを楽しむためには、源平合戦について事前に知っておくことが重要。
保元・平治の乱に勝利し、武家による初の政権を樹立した平清盛は、天皇家・摂関家と姻戚関係を結び、平氏一門で要職を独占、「一門にあらざらむ人は皆人非人なり」と言われるまでに権勢を極めました。
しかし、以仁王による平家討伐の令旨をきっかけに、源頼朝らが挙兵。5年もの長きにわたり、戦いに明け暮れることになります。
源氏・平氏ともに多くの名将・勇将・知将を生み出した源平合戦。
彼らはどんな想いを抱き、いかに戦ったのか。そして、その戦いは時代の流れにどんな影響を与えたのか――。
武家の時代が確立していく源平合戦の真実に、人物を軸にして迫っていきます。
特集2は、〈シリーズ◎太平洋戦争80年 マレー作戦〉です。
真珠湾攻撃の約1時間前、昭和16年(1941)12月8日午前2時頃(日本時間)に、日本の国運を賭した、もう一つの作戦が発動されました。
――マレー作戦。
真珠湾同様に大戦果を挙げたが、それを可能としたものは何だったのか。
最新研究をもとに、「戦略と作戦」と「情報と現地工作」の面からひも解いていきます。
特別企画は、〈長野業正と上州箕輪城〉です。
戦国乱世の西上野の箕輪城で、武田信玄の侵攻を撃退し続けることで、存在感を示した名将・長野業正(業政)。
いかにして彼は、信玄と渡り合ったのか。いったいどんな人物だったのか。そして、難攻不落の箕輪城とは。
2022年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」、北条義時を主人公にした物語です。
この時代のドラマを楽しむためには、源平合戦について事前に知っておくことが重要。
保元・平治の乱に勝利し、武家による初の政権を樹立した平清盛は、天皇家・摂関家と姻戚関係を結び、平氏一門で要職を独占、「一門にあらざらむ人は皆人非人なり」と言われるまでに権勢を極めました。
しかし、以仁王による平家討伐の令旨をきっかけに、源頼朝らが挙兵。5年もの長きにわたり、戦いに明け暮れることになります。
源氏・平氏ともに多くの名将・勇将・知将を生み出した源平合戦。
彼らはどんな想いを抱き、いかに戦ったのか。そして、その戦いは時代の流れにどんな影響を与えたのか――。
武家の時代が確立していく源平合戦の真実に、人物を軸にして迫っていきます。
特集2は、〈シリーズ◎太平洋戦争80年 マレー作戦〉です。
真珠湾攻撃の約1時間前、昭和16年(1941)12月8日午前2時頃(日本時間)に、日本の国運を賭した、もう一つの作戦が発動されました。
――マレー作戦。
真珠湾同様に大戦果を挙げたが、それを可能としたものは何だったのか。
最新研究をもとに、「戦略と作戦」と「情報と現地工作」の面からひも解いていきます。
特別企画は、〈長野業正と上州箕輪城〉です。
戦国乱世の西上野の箕輪城で、武田信玄の侵攻を撃退し続けることで、存在感を示した名将・長野業正(業政)。
いかにして彼は、信玄と渡り合ったのか。いったいどんな人物だったのか。そして、難攻不落の箕輪城とは。
公式サイト |
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源平合戦の薬効 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.177 |
向井 理 |
7p |
特集1 源平合戦の真実 男たちはかく戦えり
【総論】 武家の時代へ――何が明暗を分けたのか |
安部龍太郎 |
14p |
ドキュメント 保元・平治の乱から平家滅亡まで |
河合 敦 |
20p |
【源頼朝×平治の乱】 初陣で敗北――そのとき何を胸に刻んだのか |
谷津矢車 |
28p |
【平維盛×富士川の戦い】 無様な敗走の果てに…小松家の「光」と「影」 |
秋山香乃 |
32p |
【木曽義仲×倶利伽羅峠の戦い】 乾坤一擲! 大軍を完膚なきまでに打ち破った計略 |
武内 凉 |
36p |
【平知盛×壇ノ浦の戦い】 滅亡の秋(とき)、それでも最期まで戦い続けた理由 |
矢野 隆 |
40p |
鎌倉・京都・平泉…三つの地域から源義経の実像に迫る |
関 幸彦 |
46p |
生き残った平家一門の「その後」 |
中丸 満 |
51p |
特別企画 信玄を幾度も退けた! 長野業正と上州箕輪城
武田・北条・上杉のはざまで…名将の生き残り戦略とは |
吉川永青 |
66p |
倶上州の要”箕輪城をゆく |
71p |
特別インタビュー
こんな時代だからこそ感じる「三屋清左衛門」の魅力 |
北大路欣也 |
75p |
特集2 シリーズ 太平洋戦争80年 マレー作戦 「作戦」と「インテリジェンス」から読み解く
【作戦】 シンガポールを奪取すべし――「戦略」の要求に応えるために |
大木 毅 |
102p |
【インテリジェンス】 「情報収集」と「現地工作」がもたらした圧勝 |
小谷 賢 |
110p |
連載 ほか
滅亡から百年… オスマン帝国の崩壊、そして「トルコ革命」 |
祝田秀全 |
56p |
縄文人から戦国武将、徳川将軍、東郷平八郎まで 「食と日本史」こんな話あんな話 |
永山久夫 |
60p |
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コイン&メダルにまつわる歴史の表と裏 第6話 ヴィクトリア女王 |
80p |
|
連載 万、已むを得ず 第6回 |
幸田真音 |
82p |
歴史街道伝言板 |
90p |
|
BOOKS・CINEMA |
92p |
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この著者に注目! 清水唯一朗 |
94p |
|
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県 第29回 立花宗茂×福岡県「立花の家風」 |
今村翔吾 |
96p |
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||
日本が「大敗」したのは本当か――白村江の戦いの謎に迫る |
荒山 徹 |
116p |
ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより 第13回 大仏をつくった実業家 山田才吉 |
122p |
|
年間購読のご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
ニッポンの「巨石」をめぐる 第4回 岩神神社のゆるぎ岩 |
写真・文 須田郡司 |
130p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。