雑誌
歴史街道 2022年9月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、〈鎌倉幕府争乱〉です。
平家打倒を掲げ、源頼朝を棟梁とした東国武士団。彼らは悲願を達成する一方で、陰謀を張り巡らし、相手を追放や死に追いやるなどして、権力闘争を繰り広げました。その結果、有力御家人が次々と粛清されていき、果ては将軍が二人も殺され、源氏将軍断絶という異常事態に陥ります。なぜ、それらの争乱は引き起こされたのでしょうか。そして、事件を裏で糸引く「黒幕」はいたのでしょうか。最新研究をもとに、その謎に迫ります。
特集2は、〈前田利家・傾奇者から五大老へ〉。
織田信長の寵臣を斬殺して、出仕停止処分……。そんな挫折を味わいながらも、後に豊臣政権の五大老にまでなった前田利家。幾多の困難にも屈しなかった利家の真の魅力とは――。
特別企画は、〈江戸時代の庶民が楽しんだ旅〉。
江戸時代に於いて、庶民たちは国内旅行を大いに楽しんでいました。参詣にあわせて近隣の名所旧跡に足を延ばしたり、温泉に立ち寄ったり。さらには、江戸で芝居を見て、おいしいものを食べて、買い物にいそしむ……。そんな庶民たちの旅行を、誌上体験してみませんか?
平家打倒を掲げ、源頼朝を棟梁とした東国武士団。彼らは悲願を達成する一方で、陰謀を張り巡らし、相手を追放や死に追いやるなどして、権力闘争を繰り広げました。その結果、有力御家人が次々と粛清されていき、果ては将軍が二人も殺され、源氏将軍断絶という異常事態に陥ります。なぜ、それらの争乱は引き起こされたのでしょうか。そして、事件を裏で糸引く「黒幕」はいたのでしょうか。最新研究をもとに、その謎に迫ります。
特集2は、〈前田利家・傾奇者から五大老へ〉。
織田信長の寵臣を斬殺して、出仕停止処分……。そんな挫折を味わいながらも、後に豊臣政権の五大老にまでなった前田利家。幾多の困難にも屈しなかった利家の真の魅力とは――。
特別企画は、〈江戸時代の庶民が楽しんだ旅〉。
江戸時代に於いて、庶民たちは国内旅行を大いに楽しんでいました。参詣にあわせて近隣の名所旧跡に足を延ばしたり、温泉に立ち寄ったり。さらには、江戸で芝居を見て、おいしいものを食べて、買い物にいそしむ……。そんな庶民たちの旅行を、誌上体験してみませんか?
公式サイト | ![]() |
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ザット伊豆、鎌倉 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.185 |
中村獅童 |
7p |
特集1 鎌倉幕府争乱 陰謀と暗殺の謎
【序論】 曾我事件 時代はここから大きく変わっていった |
坂井孝一 |
14p |
ビジュアル 「鎌倉殿の13人」に見る人間模様 |
22p |
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上総広常殺害 頼朝 はなぜ、功労者を排除したのか |
永井 晋 |
24p |
梶原景時の乱 事件の裏で錯綜する御家人たちの思惑 |
山本みなみ |
30p |
比企氏の乱と頼家暗殺 矛盾する記述…二つの史料から読み解く |
鷹橋 忍 |
36p |
畠山重忠の滅亡と牧氏事件 その時、北条時政、政子、義時は… |
清水 亮 |
41p |
和田合戦 惣家三浦義村を凌ぐ和田義盛が挙兵した理由 |
鈴木かほる |
47p |
三代将軍・実朝暗殺 事件の黒幕はいたのか |
中丸 満 |
52p |
特集2 前田利家 傾奇者から五大老へ
一介の武辺者はなぜ、天下の柱石となれたのか |
小和田哲男 |
70p |
信長と拾阿弥に気づかされ…陣借り中の一騎打ちに期したもの |
谷津矢車 |
74p |
これは、いくさだ――命を賭した徳川家康との会談 |
佐々木功 |
78p |
連載 ほか
太平洋戦争秘話 空母を沈めろ! 潜水艦「伊一九」の奇跡 |
松田十刻 |
60p |
連載 漫画家に聞く! 第5回 細川忠孝 最強の剣客は誰だ!? 新感覚の「新選組」漫画 |
66p |
|
連載 万、已むを得ず 第14回 |
幸田真音 |
82p |
歴史街道伝言板 |
90p |
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BOOKS・CINEMA |
92p |
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この著者に注目! 木村朗子 |
94p |
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連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県 第36回 十河存保×香川県「三好の舳」 |
今村翔吾 |
96p |
日本ともつながりが!? 「シルクロード」の意外な歴史 |
祝田秀全 |
103p |
東西両軍の武将、そして忍びまで… 作家たちによる百花繚乱の「関ケ原」 |
細谷正充 |
108p |
特別企画 神社仏閣、名所巡りから芝居見物、買い物まで 江戸時代の庶民が楽しんだ旅 |
安藤優一郎 |
113p |
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
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次号予告! |
126p |
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歴史街道脇本陣 |
127p |
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ニッポンの「巨石」をめぐる 最終回 神倉神社とゴトビキ岩 |
写真・文 須田郡司 |
130p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。