雑誌
Voice 2010年3月号
今月号の読みどころ
民主党政治は日本を弱体化させる道を進んでいる。福田和也氏は戦前、「普通選挙」後の混乱した情勢を題材に、小沢氏の献金疑惑が政権交代に希望を託した国民を絶望させ、この国の生命力は衰弱すると、危機感を露にする。次に日米関係。親日派のケント・カルダー氏は、名護市長選の結果で鳩山政権が日米合意を反故にすれば、同盟に深刻な亀裂が入ると、米政権の本音を語る。さらに「景気回復を阻む5つの愚策」について、ロバート・フェルドマン氏、池田信夫氏らが警告を発し、「外国人参政権」には、杉並区長・山田宏氏が住民の立場から反対を表明する。国益重視の政治に転換して欲しいとの願いが詰まった特集です。
公式サイト | ![]() |
---|
今月号の目次
クールジャパン次代の旗手〈3〉 束芋 |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈15〉 「寒月梅花」近藤浩一路 |
文:田中 大 |
15p |
日本の事件簿〈27〉 教壇に立つ性犯罪者 |
高山正之 |
19p |
「電気」は何処へ〈15〉 世界が注目する高効率火力発電 |
二見喜章 |
23p |
巻頭の言葉 菅財務大臣は本気か? |
若田部昌澄 |
27p |
時代を拓く力 日本が有人宇宙船をつくる日 |
若田光一/聞き手:中野不二男 |
30p |
|
【緊急特集】 民主党政治の害毒
小沢スキャンダル――「政治ごっこ」は悲劇を迎える |
福田和也 |
40p |
歪んだ検察・新聞こそ悪質 |
上杉 隆 |
48p |
外国人参政権が国民生活を壊す |
山田 宏 |
60p |
夫婦別姓で女を不幸にしないで! |
さかもと未明 |
68p |
メディア規制・原口大臣の魂胆 |
山本一郎 |
74p |
景気回復を阻む5つの愚策を止めよ |
78p |
|
①「悪い円安」に直面する危険 |
ロバート・フェルドマン |
79p |
②雇用規制で日本を見限る製造業 |
池田信夫 |
82p |
③画餅の成長戦略より法人減税を |
飯田泰之 |
85p |
④若者へさらに苛烈な年金負担 |
鈴木 亘 |
89p |
⑤反米が引き起こす日本製品の不買 |
日高義樹 |
93p |
日英同盟に学ぶ〝鳩山外交〟失敗の本質 |
山内昌之〈対談〉井上寿一 |
98p |
親日派の警告 日米同盟が崩壊する日 |
ケント・カルダー |
54p |
|
||
「フルオープンスカイ」で窮地を好機に変えよ JAL再生計画の真実 |
冨山和彦 |
160p |
|
【特集Ⅱ】 「経済成長」の風を掴む日本!
外需主導こそ日本の強み |
竹森俊平 |
108p |
アジアに富が集中する時代 |
ジム・ロジャーズ |
116p |
円安と市場主義で財政再建 |
藤巻健史 |
146p |
外国人投資家にどう買わせるか |
菊地正俊 |
150p |
北欧・豪州 競争精神が豊かさを呼ぶ |
竹中平蔵〈対談〉財部誠一 |
136p |
新興国ビジネス 5つの攻略法 |
大前研一 |
124p |
|
||
「ウェブ上の民主主義」の裏にある国家との強固な関係 グーグルは中国をダシに使った |
酒井 信 |
166p |
新連載 日本「低成長」脱出論 第一回 景気低迷の真犯人を追う |
岩田規久男 |
200p |
新興国の台頭が促す国際ルールの変革 進化するグローバル資本主義 |
三浦清志 |
212p |
亭主と女房は百戦錬磨の度合いが違う 「家」なき男はかくも悲しい |
養老孟司〈対談〉徳川恒孝 |
172p |
経済問題・常識の非常識⑪ オーストリラリア絶好調の理由 |
上野泰也 |
222p |
ニッポン新潮流〈医療健康〉 延命治療中止は殺人か |
久坂部羊 |
154p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 古典教育は瓦解直前 |
竹内 薫 |
156p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 ハイチ地震・日本の無能 |
山形浩生 |
158p |
この著者に会いたい 『7割は課長にさえなれません』 |
城 繁幸/聞き手:仲俣暁生 |
182p |
ワンポイント書評 |
198p |
|
おじさんのための名作講座 みんなが読んだSF作家 |
堀井憲一郎 |
196p |
大アジア主義者の夢と蹉跌〈第6回〉 「脱亜」か「興亜」か |
田原総一朗 |
226p |
大宰相・原敬〈第39回〉 離縁 |
福田和也 |
238p |
ボイス往来 |
|
254p |
私日記〈第123回〉 ソマリアの太陽鍋 |
曽野綾子 |
246p |
平成始末 砂漠化は悪か |
山折哲雄 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。