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Voice 2012年5月号
今月号の読みどころ
大揉めの消費税論議だが、「増税の前に改革を!」の声にも一理ある。注目はやはり、大阪の改革に猛進しながら「維新八策」を打ち出した橋下徹氏。「独裁者」「ポピュリスト」といった批判は収まることを知らないが、果たして、彼の真意はどこまで世間に認知されているのか。そこで今月は、大胆にも「橋下徹に日本の改革を委ねよ!」と題する総力特集で、彼の政策論から人となりまで解析しつつ、「なぜいま日本に橋下徹が必要なのか」その理由を有識者が徹底議論しました。もう1本の特集は、「貿易赤字、恐るるに足らず」。製造業復権のための条件を探りながら、日本経済の悲観シナリオを一蹴します。今月も隅々まで熟読したくなる論考、満載です!
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今月号の目次
【総力特集】橋下徹に日本の改革を委ねよ!
「全国一律に」から訣別するとき |
大前研一 |
44p |
彼の政治手法は「独裁」とは対極だ |
山田 宏 |
56p |
「小泉改革」第二幕の幕開けか |
宮崎哲弥/萱野稔人/飯田泰之 |
64p |
日米安保条約改定を「八策」に加えよ |
佐々淳行 |
76p |
“大阪維新”を国でも起こす |
松井一郎 |
84p |
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再稼働しても、原発は必ず止まる |
田坂広志 |
131p |
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【特集】貿易赤字、恐るるに足らず
スマートコミュニティの輸出で「主役」を奪還せよ |
佐々木則夫/取材・構成:片山 修 |
104p |
経常収支の赤字転落はありえない |
岩本沙弓 |
114p |
技術の“掛け算の発想”をどこまでできるか |
伊藤洋一 |
122p |
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「米国サイドからの同盟破棄」に備えよ |
日高義樹 |
185p |
TPP交渉、米国生保業界の本音 |
ブラッド・スミス |
194p |
グーグルの餌食にされる日本人 |
岸 博幸 |
160p |
世界に勝つ!「日本の環境技術」最前線 |
加賀谷貢樹 |
200p |
「ミドルメディア」で日本の言論界が変わる |
茂木健一郎/上杉 隆 |
150p |
ノスタルジーこそロシア音楽の真髄 |
亀山郁夫/ルネ・マルタン |
166p |
“絶滅危惧種”日本の産地を救え |
大西 洋/花崎淑夫 |
140p |
時代を拓くコンセプト 「海底のレアアース採取が、資源開発の最優先課題だ」 |
加藤泰浩/聞き手:山口雅之 |
20p |
この著者に会いたい! 「大震災の全体像をまとめた本は、いつもないんです」 |
外岡秀俊/聞き手:仲俣暁生 |
90p |
彦にゃんの憂国ついーと〈17〉 没落し続ける西洋 |
島田雅彦 |
30p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉 農村偏重を生み出す参院選挙制度 |
菅原 琢 |
34p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 ジャスミン動乱は望ましかったか |
山形浩生 |
36p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉 科学だけでは「安心」はつくれない |
最相葉月 |
38p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈スポーツ〉 孤独なアウェー観戦のすゝめ |
杉山茂樹 |
40p |
世の流行にひとこと言わせて!〈26〉 結婚式の価格破壊!?[後編] |
さかもと未明 |
98p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈13〉 コンピュータ診断支援 |
海堂 尊 |
220p |
巻頭の言葉〈5〉 吉本隆明が残した宿題 |
橋爪大三郎 |
17p |
“複雑系”IT戦略論〈3〉 世界に取り残される日本企業 |
夏野 剛 |
210p |
オックスフォード留学記〈第2回〉 側衛に守られるということ |
彬子女王 |
226p |
大宰相・原敬〈第65回〉 原内閣誕生 |
福田和也 |
232p |
私日記〈第149回〉 アーチストとアルチザン |
曽野綾子 |
240p |
平成始末〈第29回〉 生煮えの茶話 |
山折哲雄 |
248p |
クールジャパン・次代の旗手〈29〉 [水野 学] |
川島蓉子 |
5p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈17〉 ロードバイク |
村上陽一 |
8p |
「凛たる女性」の肖像〈17〉 小林愛実 |
撮影/遠藤 宏 |
11p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
128p |
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Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
129p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
96p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
208p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。