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Voice 2017年6月号
今月号の読みどころ
韓国に革新派の大統領が誕生し、北朝鮮との宥和や「朝鮮半島の赤化統一」の可能性さえ囁かれている。しかし室谷克実先生が説くように、韓国には「脱北者差別」の風潮があり、渡邉哲也先生いわく、「2500万人の飢えた民に施しを与えられるほどの経済力は、いまの韓国にはない」。南北の平和統一は理想にすぎず、それどころか核の脅威をもつ北朝鮮による「軍事統一」のシナリオが迫る。にもかかわらず宮﨑正弘先生、潮匡人先生が指摘するとおり、韓国人も日本人も「平和ボケ」で危機感がない。万が一、朝鮮半島で有事が起きたら、野口裕之先生が危ぶむように「在韓邦人は救出できるのか」。さらなる混迷へ向かう韓国と朝鮮半島の行方を、論客たちが考察する。
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今月号の目次
巻頭対談 中国共産党の嘘を暴く! |
辣 椒&福島香織 |
18p |
総力特集:韓国漂流
脱北者「差別大国」の悲惨 |
室谷克実 |
44p |
南北経済統一は絵空事 |
渡邉哲也 |
54p |
「同胞は攻撃してこない」危機感なき韓国人の日常 |
宮崎正弘 |
62p |
今日も「平和ボケ」の日本メディア |
潮 匡人 |
70p |
在韓邦人は救出できるのか |
野口裕之 |
78p |
日本人よ、国を守る覚悟はあるか |
ケント・ギルバート |
85p |
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アメリカにすり寄る中国 |
古森 義久 |
93p |
真のリスクは「元高バブル」 |
安達誠司 |
100p |
フランスの右傾化に怯えるドイツ |
川口マーン惠美 |
110p |
北朝鮮の資源を狙う欧米 |
丸谷元人 |
118p |
「軍事大国」ロシアの勢力圏 |
小泉 悠 |
126p |
北方四島は「歴史的ピンポン」にあらず |
岡部 伸 |
134p |
スパイを知らずにアメリカを語るな |
江崎道朗 |
151p |
「百貨店」に代わる「百価値店」をめざす |
木村 透 |
160p |
過疎地に向かう若者たち |
藤山 浩 |
184p |
登山で死なないための教訓 |
野口 健 |
142p |
プリンス〈第12回〉 第三章 混迷(1) |
真山 仁 |
215p |
メディアに利用された文系廃止「命令」 |
アール・キンモンス |
193p |
シミュレーション 受動喫煙防止法案の混乱 シミュレーション |
201p |
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御歌に表象される美智子さまの“み魂” |
秦 澄美枝 |
209p |
政治の基本を忘れていないか |
松下幸之助 |
238p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 明るかった一九三九年・ニューヨーク万国博覧会 |
渡辺惣樹 |
36p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 オバマを意識したシリア攻撃 |
三浦瑠麗 |
38p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 「不安社会」型政治の先を見よ |
開沼 博 |
40p |
西南、南西、テレビ風(8) 映画で神戸を発信 |
結城豊弘 |
42p |
著者に聞く 『ザ・会社改造』 |
三枝 匡 |
170p |
しぶといやつ〈第17回〉 第五章 多士済々(1) |
幸田真音 |
224p |
巻頭言〈第30回〉 中庸 |
養老孟司 |
15p |
私日記〈第209回〉 忖度は悪か |
曽野綾子 |
28p |
友(アート)を訪ねて〈39〉 田中敦子 |
文/原田マハ |
6p |
凛たる女性〈78〉 椎木里佳 |
撮影/遠藤 宏 |
9p |
時代を斬る!論点 Keyフレーズ |
1p |
|
編集者の読書日記 Voiceブックス |
234p |
|
編集者の映画三昧 Voiceシネマ |
235p |
|
読者の感想&意見 Voiceレター |
236p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。