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Voice 2017年11月号
今月号の読みどころ
安倍晋三首相が二度目の衆院解散・総選挙の勝負に出た。しかし、理由が消費増税の用途というのはいかにも不自然。あくまでも眼目は憲法改正にある。さらに屋山太郎先生いわく、真の狙いは「共産党の排除」だ。江崎道朗先生も、戦前から続く国際共産主義運動=コミンテルンの打倒が議会制民主主義の空洞化を止める、という。もう一つの論点は、やはり経済。飯田泰之先生が分析するように、前原誠司氏の「脱成長思考」の危うさを知り、施光恒先生が説くリベラル・ナショナリズムと「愛国心のある経済左派」を育てなければ、今回の選挙も足立康史先生が語る「野合の猿芝居」に終わるだろう。巻頭インタビューは、リクエストに応えて愛国の数学者・藤原正彦先生が再び登場。ネットとスマホの隆盛を敢然と批判し、書店の保護と読書文化の復興を語る。禁煙の趨勢に立ち向かう『最後の喫煙者』著者・筒井康隆氏のインタビューも必読。
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今月号の目次
巻頭インタビュー 町の書店がなぜ大切か |
藤原正彦 |
18p |
総力特集:安倍VS小池 秋の陣
希望の党の拡大は歓迎だ |
屋山太郎 |
44p |
野合の猿芝居はやめよ |
足立康史 |
53p |
マエハラノミクスの絶望 |
飯田泰之 |
60p |
愛国の経済左派が必要だ |
施 光恒 |
68p |
コミンテルンVS自民党 |
江崎道朗 |
76p |
特集:ミサイル国家の末路
改憲と核装備を求めるアメリカ |
日高義樹 |
84p |
中国が北を攻める可能性 |
福島香織 |
92p |
外交&防衛で制裁完全履行を |
佐藤正久 |
98p |
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バノンの亡霊は徘徊している |
モーリー・ロバートソン |
108p |
トランプ対マイノリティ |
村田晃嗣 |
116p |
世界初の「試験管ベイビー」として生まれて |
ルイーズ・ブラウン |
124p |
第四次産業革命、個の力を引き出せ |
金丸恭文 |
158p |
「歴史戦争」の戦い方を変えよ |
杉田水脈 |
140p |
韓国の裏切り |
ケント・ギルバート&呉善花 |
148p |
『最後の喫煙者』が語る |
筒井康隆 |
194p |
パラアスリートの肖像(3) 「理由のないルールって嫌い」前編 |
山田清機 |
166p |
プリンス〈第17回〉 第四章 出馬(2) |
真山 仁 |
206p |
ニッポンの匠〈第6回〉 越後与板打刃物 |
早坂 隆 |
184p |
「夢の球場」で戦い抜く |
アレックス・ラミレス |
132p |
「徒然草エッセイ大賞」をなぜ創設したか |
堀口文昭 |
202p |
出発点に誤りはないか |
松下幸之助 |
243p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 チャーチルの娘を抱いた男の運命 |
渡辺惣樹 |
36p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 北のICBMで崩れた均衡 |
三浦瑠麗 |
38p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 概念の内実 |
開沼 博 |
40p |
西南、南西、テレビ風(13) 五島列島、養殖マグロの美味 |
結城豊弘 |
42p |
著者に聞く 『未来の年表』 |
河合雅司 |
238p |
しぶといやつ〈第22回〉 第六章 光芒一閃(2) |
幸田真音 |
219p |
覚醒するクラシック〈第52回〉 ピアノソナタ遺作 |
百田尚樹 |
229p |
巻頭言〈第35回〉 虫と核弾頭 |
養老孟司 |
15p |
私日記〈第214回〉 今年も今まで通り |
曽野綾子 |
28p |
友(アート)を訪ねて〈44〉 安本亀八 |
文/原田マハ |
6p |
凛たる女性〈83〉 川崎衣美子 |
撮影/遠藤 宏 |
9p |
時代を斬る!論点 Keyフレーズ |
1p |
|
編集者の読書日記 Voiceブックス |
234p |
|
編集者の映画三昧 Voiceシネマ |
235p |
|
読者の感想&意見 Voiceレター |
236p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。