Voice
発売日
2018年11月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2018年12月号

今月号の読みどころ

「ねじれ議会」を生んだ中間選挙を終えたばかりの米国。根深い国内の対立を抱え、欧州全体に混乱を招く英国。著名人が相次いで失踪する中国に、日を追うごとに対日政策が「雑」になる韓国――。果たして世界はどこへ向かっているのか、各国の「いま」を捉え、「未来」を探る。なかでも、「憲法改正で日本の『意志』を世界に示せ」と力強く指摘する櫻井よしこ氏と百地章氏の対談は必見だ。
巻頭インタビューには、前大阪市長・橋下徹氏が登場。安倍首相とトランプ大統領の政治手法を分析しつつ、現在の野党の問題点を喝破する。
特別対談では湯崎英彦広島県知事と大竹文雄教授が、災害避難において行政が果たすべき役割を語り合う。異常気象がわが国を襲ういまこそ読んでいただきたい。
公式サイト

今月号の目次

総力特集:沈む国・浮かぶ国
【日本】
憲法改正こそ日本の抑止力だ
櫻井よしこ&百地 章
46p
【米国】
中間選挙の喧騒を渦中で見て
中山俊宏
56p
【中国】
著名人失踪を巡る権力闘争
福島香織
64p
【韓国】
なぜ対日政策が「雑」なのか
木村 幹
72p
【ロシア】
対露積極外交の裏をかくプーチン
小泉 悠
82p
【ドイツ】
インダストリー4・0の最終目的地
熊谷 徹
90p
【英国】
深まる「合意なきEU離脱」懸念 
岡部 伸
98p



世界に逆行する消費増税
高橋洋一
106p
三島事件・四十八年目の真相
西村繁樹
114p
防災教育だけでは命を救えない
湯崎英彦&大竹文雄
122p
医療を蝕む「専門家」の存在
村中璃子
130p
欧州移民政策の失敗から見えたこと
宮下洋一
138p
カナダの「悪意なき反日」の正体
安田峰俊
146p
特別企画:資本主義の未来
いらない仕事が増える理由
デヴィッド・グレーバー/取材・構成 大野和基
154p
「経済学」が社会にもたらす病
トーマス・セドラチェク/取材・構成 大野和基
164p



まだ会社で働いているの?
尾原和啓&橘 玲
204p
特別インタビュー
野党よ、国民の声を聞け
橋下 徹
18p
日本は世界最古の民主国(6)
イギリスの保守主義とは
竹田恒泰
224p
パラアスリートの肖像(16)
トリガー
山田清機
184p
プリンス〈第30回〉
第七章 試練(1)
真山 仁
212p
ニッポンの匠〈最終回〉
高千穂神楽面
早坂 隆
196p
ふるさと納税、地方の言い分
八島弘之
233p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
パリの戊辰戦争~その二~
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
「米中新冷戦」の勘違い
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
カルトメディアとシャープパワー
開沼 博
40p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
「消費」されていくアート
舘鼻則孝
42p
西南、南西、テレビ風26
SLやまぐち号がゆく
結城豊弘
44p
著者に聞く
『宿命』
原 雄一
238p
巻頭言〈第12回〉
ポスト「一九五三年体制」の東アジア
宮家邦彦
15p
私日記〈第227回〉
虹色に光る鰯
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第12回〉
癌の見落としと告訴
渡辺利夫
246p
台湾に生き続ける日本〈5〉
台湾の歴史を伝える喫茶空間
写真・文/片倉佳史
1p
土木を撮る〈8〉
首都高3号線&横浜線生麦ジャンクション
写真・文/西山芳一
6p
凛たる女性〈96〉
伊藤美樹
撮影/遠藤 宏
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。