Voice
発売日
2019年1月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2019年2月号

今月号の読みどころ

「リーマン・ショック級の事態が起こらなければ消費増税はやめない」。菅官房長官はそう発言したが、世界経済の見通しは不透明だ。先月、米中は追加関税発動を90日間猶予することで合意したが、経済学の泰斗であるポール・クルーグマン氏は「経済戦争は終わっていない」と強調する。同氏に加えて、田中道昭氏、井上寿一氏、近藤大介氏、杉田弘毅氏、そしてメディアアーティストの落合陽一氏に、新時代の世界の覇権争いと日本の針路を論考いただいた。特集は「世界の火薬庫」。中東、東アジア、そして3月に大統領選を控えるウクライナ。2019年、世界の「戦争と平和」を不安定にさせる要因はどこにあるか。特別インタビューには、落語家の立川志らく師匠が登場。
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今月号の目次

総力特集:経済戦争の覇者
消費増税は景気回復を妨げる
ポール・クルーグマン
44p
ゴーン解任で変わる自動車産業
田中道昭
56p
戦前「機密費外交」の失敗に学べ
井上寿一
64p
習近平は米国に面従腹背か
近藤大介
72p
「地経学大国」イスラエルの最前線
杉田弘毅
80p
デジタル・テクノロジーが解決する少子高齢化
落合陽一
90p



特別インタビュー
「情」と日本人
立川志らく
18p
特集:世界の火薬庫
複雑化する中東、情緒に走る韓国
山内昌之
98p
台湾統一地方選の本質を見誤るな
小笠原欣幸
106p
ウクライナが加速させる米露新冷戦
名越健郎
114p



大阪万博でアンチエイジング
松井一郎
122p
国民生活を脅かす水道民営化
小浜逸郎
132p
「空母いずも」の実力
潮 匡人
140p
移民問題は「リベラル」の幻想を超える
岩田 温
148p
中間層没落の原因は孤独だ
タイラー・コーエン
156p
新時代ビジョン研究会
AIは意味を扱えない
西垣 通
164p
日本は世界最古の民主国(8)
西洋の人権は神が与えたもの
竹田恒泰
224p
パラアスリートの肖像(18)
特別インタビュー「フィリップ・クレイヴァン」
山田清機
184p
プリンス〈第32回〉
第七章 試練(3)
真山 仁
212p
たばこは心の松葉杖
松本俊彦
195p
日本構想フォーラム
日本の変革は美意識から
山口 周
204p
「商人魂」が行政を変える
古谷よしゆき
233p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
ルーズベルトのソビエト国家承認の愚~その一~
渡辺惣樹
34p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
反マクロンデモと国家社会主義
三浦瑠麗
36p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
怨恨といかに向き合うか
開沼 博
38p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
世界に挑戦するための「条件」
舘鼻則孝
40p
西南、南西、テレビ風28
大変革時代を迎えたテレビ
結城豊弘
42p
著者に聞く
『軌道』
松本 創
238p
巻頭言〈第14回〉
政治エリートへの逆襲
宮家邦彦
15p
私日記〈第229回〉
炬燵の上の青い鉢
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第14回〉
御代がわりを前に
渡辺利夫
246p
台湾に生き続ける日本〈7〉
日本人校長と「誠」の精神
写真・文/片倉佳史
1p
土木を撮る〈10〉
稚内北防波堤ドーム
写真・文/西山芳一
6p
凜たる女性〈98〉
樹 弥沙
撮影/遠藤 宏
9p
編集者の読書日記
Voiceブックス

242p
編集者の映画三昧
Voiceシネマ

243p
読者の感想&意見
Voiceレター

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。