Voice
発売日
2019年5月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2019年6月号

今月号の読みどころ

ポピュリズムの世界的な広がり、英国のBREXITを巡る混乱、そしてトランプ政権による「アメリカファースト」……。新天皇が即位され、新時代を迎えた日本。平成の始まりと同じく、国際秩序再編がもたらす戦略的分岐点に立っている。米中対立の性格や平成期の経験を踏まえた日本の課題、さらにはロシアやイスラム、軍事など日本人が見落としがちな視点をふまえて、令和時代のわが国の針路を考える。特集は「統治機構改革2.0」。小泉進次郎衆議院議員が登場し、「非連続の変革」への決意を語る。特別インタビューでは、辛坊治郎氏が大阪ダブル選挙の深層と大阪都構想の今後を分析。
公式サイト

今月号の目次

総力特集:新しい国際秩序と令和の日本
大戦後の歴史的位相と米中新冷戦
田中明彦
48p
冷戦後の三十年とは何だったか
中西 寛
58p
繰り返す「アラブの春」と新しい中東の秩序
池内 恵
68p
拡大ユーラシア戦略がプーチンの狙い
畔蒜泰助
76p
「令和の時代の自衛隊」を創造せよ
折木良一
84p
「新しい現実」と志あるリアリズム
金子将史
92p
特集:統治機構改革2.0
いまこそ非連続の変革を
小泉進次郎
100p
新時代ビジョン研究会 小さな世界都市をつくる
片山健也
108p
令和のはじめに考えるこれからの政治
亀井善太郎
118p
特別インタビュー
本格始動した大阪都構想
辛坊治郎
126p
連載 ほか
インターネットに必要な規制
ティモシー・スナイダー
134p
統一地方選が露わにした「二つの分断」
山本健太郎
142p
元号は「つくられた伝統」か
鈴木洋仁
150p
ケインズの教訓とポスト資本主義
ロバート・スキデルスキー
158p
企業の「儀式」を減らせば生産性は上がる
飯田恭之
166p
国の命運を背負う覚悟を演じて
西島秀俊
18p
パラアスリートの肖像22
レガシー 後編
山田清機
184p
プリンス〈第36回〉
第八章 決着(2)
真山 仁
216p
なぜ、シリコンバレーで働くのか(下)
酒井 潤
227p
じつは激変している「日本の中国人」
中島 恵
195p
日本の職人はなぜ世界を魅了するのか
早坂 隆
202p
首長の力量
改革に年齢は関係ない
東 修平
210p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
伊藤博文と朝鮮
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
国政選挙と地方選を繋ぐ論理
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
YouTuberの現在
開沼 博
40p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
「日本的」な新元号
舘鼻則孝
42p
西南、南西、テレビ風32
プロデューサー論
結城豊弘
44p
著者に聞く
『「砂漠の狐」ロンメル』
大木 毅
238p
巻頭言〈第18回〉
拘束された二人の中国人女性
宮家邦彦
15p
私日記〈第233回〉
家族再会
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第18回〉
朝日社説の貧相
渡辺利夫
246p
台湾に生き続ける日本〈11〉
信仰の対象となった石碑
写真・文/片倉佳史
1p
土木を撮る〈14〉
大分川ダム
写真・文/西山芳一
6p
令和の撫子〈新〉
南沢奈央
撮影/永井 浩
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。