雑誌
Voice 2019年6月号
今月号の読みどころ
ポピュリズムの世界的な広がり、英国のBREXITを巡る混乱、そしてトランプ政権による「アメリカファースト」……。新天皇が即位され、新時代を迎えた日本。平成の始まりと同じく、国際秩序再編がもたらす戦略的分岐点に立っている。米中対立の性格や平成期の経験を踏まえた日本の課題、さらにはロシアやイスラム、軍事など日本人が見落としがちな視点をふまえて、令和時代のわが国の針路を考える。特集は「統治機構改革2.0」。小泉進次郎衆議院議員が登場し、「非連続の変革」への決意を語る。特別インタビューでは、辛坊治郎氏が大阪ダブル選挙の深層と大阪都構想の今後を分析。
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今月号の目次
総力特集:新しい国際秩序と令和の日本
大戦後の歴史的位相と米中新冷戦 |
田中明彦 |
48p |
冷戦後の三十年とは何だったか |
中西 寛 |
58p |
繰り返す「アラブの春」と新しい中東の秩序 |
池内 恵 |
68p |
拡大ユーラシア戦略がプーチンの狙い |
畔蒜泰助 |
76p |
「令和の時代の自衛隊」を創造せよ |
折木良一 |
84p |
「新しい現実」と志あるリアリズム |
金子将史 |
92p |
特集:統治機構改革2.0
いまこそ非連続の変革を |
小泉進次郎 |
100p |
新時代ビジョン研究会 小さな世界都市をつくる |
片山健也 |
108p |
令和のはじめに考えるこれからの政治 |
亀井善太郎 |
118p |
特別インタビュー
本格始動した大阪都構想 |
辛坊治郎 |
126p |
連載 ほか
インターネットに必要な規制 |
ティモシー・スナイダー |
134p |
統一地方選が露わにした「二つの分断」 |
山本健太郎 |
142p |
元号は「つくられた伝統」か |
鈴木洋仁 |
150p |
ケインズの教訓とポスト資本主義 |
ロバート・スキデルスキー |
158p |
企業の「儀式」を減らせば生産性は上がる |
飯田恭之 |
166p |
国の命運を背負う覚悟を演じて |
西島秀俊 |
18p |
パラアスリートの肖像22 レガシー 後編 |
山田清機 |
184p |
プリンス〈第36回〉 第八章 決着(2) |
真山 仁 |
216p |
なぜ、シリコンバレーで働くのか(下) |
酒井 潤 |
227p |
じつは激変している「日本の中国人」 |
中島 恵 |
195p |
日本の職人はなぜ世界を魅了するのか |
早坂 隆 |
202p |
首長の力量 改革に年齢は関係ない |
東 修平 |
210p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 伊藤博文と朝鮮 |
渡辺惣樹 |
36p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 国政選挙と地方選を繋ぐ論理 |
三浦瑠麗 |
38p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 YouTuberの現在 |
開沼 博 |
40p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 「日本的」な新元号 |
舘鼻則孝 |
42p |
西南、南西、テレビ風32 プロデューサー論 |
結城豊弘 |
44p |
著者に聞く 『「砂漠の狐」ロンメル』 |
大木 毅 |
238p |
巻頭言〈第18回〉 拘束された二人の中国人女性 |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第233回〉 家族再会 |
曽野綾子 |
28p |
文明之虚説〈第18回〉 朝日社説の貧相 |
渡辺利夫 |
246p |
台湾に生き続ける日本〈11〉 信仰の対象となった石碑 |
写真・文/片倉佳史 |
1p |
土木を撮る〈14〉 大分川ダム |
写真・文/西山芳一 |
6p |
令和の撫子〈新〉 南沢奈央 |
撮影/永井 浩 |
9p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。