Voice
発売日
2019年7月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2019年8月号

今月号の読みどころ

6月末、大阪で開催されたG20。その際に行なわれた米中首脳会談でも、貿易摩擦の抜本的な解決策が示されたわけではない。世界が針路を見失っているいまこそ、わが国古来の価値観に立ち返るべきではないか。「世界の危機」ともいうべき時代に、日本がいかに立ち向かうべきか。藤原正彦、冨山和彦、河合雅司、若月秀和、近藤大介、そして佐伯啓思の六氏に論考いただいた。
特集は、「アジアの火種」。ホルムズ海峡でのタンカー攻撃事件、香港デモなどに揺れるアジアのいまを分析する。巻頭インタビューでは、セブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長が、コンビニ業界で課題となっている「人手不足」への対応策を語る。
公式サイト

今月号の目次

総力特集:危機に立つ世界経済
国家を瓦解させる移民政策
藤原正彦
46p
GAFAに怯えている場合ではない
冨山和彦
56p
老後資金問題、「共助」の政策を
河合雅司
64p
覇権戦争には「真田の兵法」で挑め
若月秀和
72p
ファーウェイ叩きは成功しない
近藤大介
82p
フェイクと化した西洋近代
佐伯啓思
90p
特集:アジアの火種
トランプ再選のシナリオとプロレス外交
村田晃嗣
100p
香港デモが暴いた一国二制度の限界
遊川和郎
108p
INF条約無効化で崩れる「均衡」
能勢伸之
116p
連載 ほか
北海道が変革の先駆けになる
鈴木直道
128p
新時代ビジョン研究会
アジアのリーダー都市へ
高島宗一郎
138p
オールドパワー対ニューパワー
ヘンリー・ティムズ&ジェレミー・ハイマンズ
150p
「模範国」を消失した日本のリベラル
河野有理
160p
長寿企業を育む「百年の計」プロジェクト 京都の老舗(1)
並存の時代
御立尚資
168p
健康マニアにつけるクスリ
新見正則
196p
特別インタビュー
人手不足にどう対応するか
永松文彦
18p
反EUの現場を歩く〈新〉
欧州一のEU懐疑国・チェコ
宮下洋一
184p
プリンス〈第38回〉
第八章 決着(4)
真山 仁
222p
気候変動を解決する地球工学
ケリー・エマニュエル
204p
日本構想フォーラム
「社会」の喪失から再生へ
與那覇 潤
212p
校長の挑戦
日比谷高校「V字回復」の軌跡
武内 彰
233p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
原爆不使用のロジック
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
香港デモは勝利だったのか
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「とんでもないならず者」を前にして
開沼 博
40p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
北野映画の日本らしさ(2)
舘鼻則孝
42p
西南、南西、テレビ風34
甲子園で連投した沖縄の球児のいま
結城豊弘
44p
著者に聞く
『死にがいを求めて生きているの』
朝井リョウ
238p
巻頭言〈第20回〉
北朝鮮より危険な米国の中東回帰
宮家邦彦
15p
私日記〈第235回〉
旅をして来た
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第20回〉
アヘン、煙草、酒
渡辺利夫
246p
東京の聖地〈新〉
国立競技場
写真・文/岡本亮輔
1p
土木を撮る〈16〉
浮体式洋上風力発電
写真・文/西山芳一
6p
令和の撫子〈3〉
佐藤あゆみ
撮影/遠藤 宏
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。