雑誌
Voice 2021年4月号
今月号の読みどころ
      東日本大震災から10年が経った。私たちはいま、依然としてコロナ禍の最中にいて、やはり昏(くら)い日々を過ごしている。
一都三県への緊急事態宣言も2週間の延長が発表された。たしかに日本は世界に比べて感染を抑えられているものの、
コロナ禍という危機に強靭に対処できたといえるだろうか。
いま必要なのは、「日本」という国の背景や特性に鑑みて、現在の危機、そして次の危機を克服できるよう生まれ変わるための議論ではないか。
総力特集では、河野太郎大臣と宮田裕章氏の特別対談をはじめ、片山杜秀氏や安宅和人氏などがコロナ禍で表出した課題と日本の針路を力強く提言。
與那覇潤氏と開沼博氏の対談で語られる「日本文化論がいまこそ必要」との言葉はいかにも重い。
特別企画では俳優の渡辺謙氏や作家の真山仁氏ら4名が、3.11から10年のいま、未来に向けて胸のうちを語る。
緊急企画は、苦境が続く観光業界の突破口と課題を探る「ウィズ・コロナの観光立国」。
巻頭インタビューには、世界的哲学者であるマルクス・ガブリエル氏が登場。
        一都三県への緊急事態宣言も2週間の延長が発表された。たしかに日本は世界に比べて感染を抑えられているものの、
コロナ禍という危機に強靭に対処できたといえるだろうか。
いま必要なのは、「日本」という国の背景や特性に鑑みて、現在の危機、そして次の危機を克服できるよう生まれ変わるための議論ではないか。
総力特集では、河野太郎大臣と宮田裕章氏の特別対談をはじめ、片山杜秀氏や安宅和人氏などがコロナ禍で表出した課題と日本の針路を力強く提言。
與那覇潤氏と開沼博氏の対談で語られる「日本文化論がいまこそ必要」との言葉はいかにも重い。
特別企画では俳優の渡辺謙氏や作家の真山仁氏ら4名が、3.11から10年のいま、未来に向けて胸のうちを語る。
緊急企画は、苦境が続く観光業界の突破口と課題を探る「ウィズ・コロナの観光立国」。
巻頭インタビューには、世界的哲学者であるマルクス・ガブリエル氏が登場。
| 公式サイト |  | 
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今月号の目次
総力特集:日本型危機克服論
| 「温もりあるデジタル」で難局に克つ | 河野太郎/宮田裕章 | 36p | 
| 「戦後民主主義」の呪縛を解き放て | 片山杜秀 | 46p | 
| 百年後の世界とヒューマン・サバイバル | 安宅和人 | 54p | 
| 需要と民間がコロナ経済危機の「犯人」 | 渡辺 努 | 64p | 
| 科学的な少子化対策が未来を築く | 山口慎太郎 | 74p | 
| 徂徠学の「仁」とリーダーシップ | 河野有理 | 82p | 
| 日本文化論の欠落が最大の「盲点」 | 與那覇 潤&開沼 博 | 90p | 
緊急企画:ウィズ・コロナの観光立国
| 観光・交流の衰退は人類の問題 | 山北栄二郎 | 100p | 
| 国内旅行支援でインバウンド損失を補え | 飯田泰之 | 108p | 
| GAFAに打ち勝つ観光DX革命 | 森戸裕一 | 114p | 
| 「若者が増える東京」は誤った信仰 | 藻谷浩介 | 120p | 
特別企画
| 3・11の教訓と未来 | 渡辺 謙/宮島達男/ 真山 仁/平野公三 | 154p | 
巻頭インタビュー
| 日本は「世界一」の倫理国家だ | マルクス・ガブリエル | 18p | 
連載 ほか
| 「はやぶさ2」は日本の芸術作品 | 津田雄一 | 126p | 
| 乗っ取られたミャンマーの民主主義 | 中西嘉宏 | 134p | 
| エンタメ文化をプロデュースする | 田中 晃 | 142p | 
| 飲食店の価値は料理からデータに変わる | 山岡潤一 | 150p | 
| 「明日は没落者」の危機意識を常にもて | 樋口武男 | 204p | 
| 賢慮の世界史〈終〉 台湾海峡危機に備えよ | 佐藤 優&岡部 伸 | 184p | 
| 「次」の歴史と人類の新軌道〈4〉 われわれは「準四次世界大戦」の只中にいる | 長沼伸一郎 | 194p | 
| 「国産エネルギー」の重要性 | 石川和男 | 210p | 
| 「最適な政策」という落とし穴 | チャールズ・マンスキー | 218p | 
| 首長の力量 SNS時代に光る、ラジオの力 | 頼重秀一 | 228p | 
| 令和の事業家 専門医シェアリングが難病患者を救う | 山田裕揮 | 232p | 
| 著者に聞く 見えない世界を見る「知覚力」 | 神田房枝 | 236p | 
| ニッポン新潮流〈歴史論争〉 スターリンの死に方〈その二〉 | 渡辺惣樹 | 26p | 
| ニッポン新潮流〈政治外交〉 ミャンマー政変のカギを握る中国 | 三浦瑠麗 | 28p | 
| ニッポン新潮流〈現代社会〉 メディア・エコシステムの説明責任 | 西田亮介 | 30p | 
| ニッポン新潮流〈日本文化〉 文化や歴史との終わりなき対話 | 舘鼻則孝 | 32p | 
| 西南、南西、テレビ風〈54〉 病院運営の羅針盤となる考え | 結城豊弘 | 34p | 
| 歴史家の書棚〈10〉 関口哲矢『強い内閣と近代日本』 | 奈良岡聰智 | 240p | 
| 巻頭言〈4〉 砂糖・脂肪・塩の美味しさには要注意 | 長谷川眞理子 | 15p | 
| 文明之虚説〈40〉 ポストコロナの心理学 | 渡辺利夫 | 246p | 
| 今そこにある近代〈6〉 西郷隆盛像 | 写真・文/門井慶喜 | 1p | 
| Wonder People〈4〉 仮面の国の、奇妙な精霊 | 写真・文/佐藤健寿 | 8p | 
| 令和の撫子〈23〉 藤沢里菜 | 撮影/川島伸一 | 11p | 
| Voiceブックス 編集者の読書日記 | 242p | |
| Voiceシネマ 編集者の映画三昧 | 243p | |
| Voiceレター 読者の感想&意見 | 244p | 
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。
 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
        
 
 
	







 
     
       
       
       
       
       
       
      