雑誌
Voice 2022年6月号
今月号の読みどころ
特集1は「日本をどう守るか」。
ウクライナ戦争が勃発してから、早くも2カ月以上が過ぎた。
21世紀においてなお平和が侵略によって失われうることが明らかになったいま、日本が置かれている厳しい現実から目を背けることは、もはや許されないだろう。
本特集では、安全保障環境の性格、日本の戦略マインドや防衛力のあるべき姿、危機の時代を乗り切るための指導体制、さらには核兵器の位置づけや軍のDXなど、わが国の防衛・安全保障における本質的なテーマをとりあげ、正面から検討していく。
とくに誌上初となる歴代三統合幕僚長による鼎談では、ウクライナ戦争の教訓をふまえて、専守防衛や核共有など多岐にわかるテーマを論じている。
また、小野寺五典元防衛大臣の独占インタビューも、わが国の防衛戦略を考えるうえで必読の内容だ。
特集2「第二次世界大戦の教訓」では村田晃嗣氏や『独ソ戦』の著者である大木毅氏などに寄稿いただいた。
ウクライナ戦争が起きているいまだからこそ、先の大戦から多くを学ぶべきではないだろうか。
小説家・伊坂幸太郎氏の巻頭インタビューや、『過剰可視化社会』(PHP新書)を上梓する與那覇潤氏と小川さやか氏の特別対談にも注目だ。
ウクライナ戦争が勃発してから、早くも2カ月以上が過ぎた。
21世紀においてなお平和が侵略によって失われうることが明らかになったいま、日本が置かれている厳しい現実から目を背けることは、もはや許されないだろう。
本特集では、安全保障環境の性格、日本の戦略マインドや防衛力のあるべき姿、危機の時代を乗り切るための指導体制、さらには核兵器の位置づけや軍のDXなど、わが国の防衛・安全保障における本質的なテーマをとりあげ、正面から検討していく。
とくに誌上初となる歴代三統合幕僚長による鼎談では、ウクライナ戦争の教訓をふまえて、専守防衛や核共有など多岐にわかるテーマを論じている。
また、小野寺五典元防衛大臣の独占インタビューも、わが国の防衛戦略を考えるうえで必読の内容だ。
特集2「第二次世界大戦の教訓」では村田晃嗣氏や『独ソ戦』の著者である大木毅氏などに寄稿いただいた。
ウクライナ戦争が起きているいまだからこそ、先の大戦から多くを学ぶべきではないだろうか。
小説家・伊坂幸太郎氏の巻頭インタビューや、『過剰可視化社会』(PHP新書)を上梓する與那覇潤氏と小川さやか氏の特別対談にも注目だ。
公式サイト |
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今月号の目次
特集1:日本をどう守るか
歴代統合幕僚長に問う「国防」の未来 |
折木良一&岩崎 茂&河野克俊/モデレーター 岩間陽子 |
38p |
核使用の恫喝から目を背けるな |
小野寺五典 |
52p |
DIMEに基づく国家戦略を築け |
兼原信克 |
62p |
リソース制約下での日米の防衛戦略 |
村野 将 |
70p |
「安定―不安定のパラドクス」の現実 |
秋山信将 |
78p |
米軍が進めるDXと「未来の戦い方」 |
布施 哲 |
86p |
新安保戦略で東アジアに「一世代の平和」を |
金子将史 |
95p |
米国のジレンマと「核三極体制」リスク |
アンドリュー・クレピネビッチ |
104p |
特集2:第二次世界大戦の教訓
ローズヴェルトの世界戦略と遺産 |
村田晃嗣 |
140p |
ドイツの「転換」と三国同盟への道 |
大木 毅 |
147p |
スターリンの対日戦略、軍事大国の陥穽 |
花田智之 |
154p |
戦時フランスの帰趨を決めたもの |
宮下雄一郎 |
161p |
帝国の喪失がもたらした民主主義 |
リチャード・オヴァリー |
168p |
連載 ほか
過剰可視化社会を乗り越える知恵 |
小川さやか&與那覇 潤 |
114p |
マッチングアプリと恋愛コスパ主義 |
山田昌弘 |
124p |
コロナ対策も将棋も「先読み」が決め手 |
加藤一二三&宮沢孝幸 |
132p |
【沖縄返還五十年】若泉敬が遺した現実主義 |
信夫隆司 |
206p |
「狭間」に立つウルトラマンと日本 |
斎藤 工 |
218p |
巻頭インタビュー 「時代の制約」のなかで面白い小説を |
伊坂幸太郎 |
18p |
コロナ下の夜の街〈5〉 甲府という桃源郷 |
谷口功一 |
184p |
言葉のリハビリテーション〈12〉 「地味」の近傍に情報は宿る |
森田真生 |
192p |
天才の光と影〈4〉―異端のノーベル賞受賞者たち― ニールス・ボーア |
高橋昌一郎 |
198p |
大人になりたくない十八歳 |
土井隆義 |
212p |
首長の力量 マーケティングで実現した人口増加 |
井崎義治 |
224p |
令和の事業家 中古車で始めるアフリカ金融革命 |
小林嶺司 |
228p |
著者に聞く 私たちは神話のなかにいる |
沖田瑞穂 |
232p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 古代地形の重要性〈その1〉 |
渡辺惣樹 |
26p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 大局観なき日本政治 |
三浦瑠麗 |
28p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 「都市の声」は反映されてきたか |
西田亮介 |
30p |
ニッポン新潮流〈都市文化〉 住宅とロシア |
藤村龍至 |
32p |
地域から日本を動かす〈2〉 大阪の粉もんと味への執念 |
結城豊弘 |
34p |
歴史家の書棚〈24〉 オリガ・ホメンコ『国境を超えたウクライナ人』筒井清輝『人権と国家』 |
奈良岡聰智 |
240p |
人生の道しるべ あなたの悩みに答えます〈10〉 戦争の理由、生徒にどう説明? |
森本あんり |
236p |
巻頭言〈18〉 社会運営は進歩しているか |
長谷川眞理子 |
15p |
文明之虚説〈54〉 代理苦 |
渡辺利夫 |
246p |
今そこにある近代〈20〉 原首相遭難現場 |
写真・文/門井慶喜 |
1p |
Wonder People〈18〉 高層ビルと廃飛行機 |
写真・文/佐藤健寿 |
8p |
令和の撫子〈37〉 奥嶋りさ |
撮影/川島伸一 |
11p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。