昭和丸筒グループ 代表取締役社長 湯浅祥弘様

 1923年に丸筒の専門工場として操業を始め、現在は紙製や樹脂製の巻き芯、容器、プラスチック成型品、梱包材など、多岐にわたる製品を製造する昭和丸筒グループ様。さらには医療機器の部品も製造するなど、経験に裏打ちされた高い製造技術で、暮らしと安心を支えています。
 代表取締役社長の湯浅祥弘様は、2018年から、全従業員が参加する「PHP」の勉強会を実施されています。勉強会のねらいや進め方、その成果を湯浅社長に、また勉強会の感想を、従業員を代表して鈴鹿事業所所長の仲尾弘様にお話しいただきました。 

歴史ある人づくりの取り組みに「PHP」を導入

 当社はもともと、行動規範の一環として、「QCM活動」にグループ全体で長く取り組んできました。QはQuality、CはCommunication、MはMannerの頭文字。C(コミュニケーション)、M(マナー)のQ(クオリティ)を上げる活動です。従業員一人ひとりがコミュニケーション力と人を思いやるマナーを身につけて、超一流の社会人が働く超一流企業を目指そうという趣旨の活動です。
 この歴史あるQCM活動に新風を吹き込み、いっそう活性化するための手段として、私が注目したのが「PHP」でした。 私が以前パナソニックに在籍していたこともあって、「PHP」の精神にはなじみがあります。今の立場で読んでみても、よい人生、よい生き方を追求できる雑誌だとあらためて感じます。しかもコンパクトで、気になる記事から入って短時間で読める。ふだん本を読まない人にも親しみやすい雑誌です。
  従業員の皆さんにも、この「PHP」を読んでもらいたい。それも一般論として読むのではなく、「職場で自分はどうふるまえばいいだろうか?」と問題意識をもって読み、具体的に行動を変えていくための指針として役立ててほしいと考えました。そこで始めたのが、昼食を食べながらリラックスした雰囲気で行なう、「PHP」の勉強会です。
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「従業員同士の会話が増えたのも嬉しい変化」と語る湯浅社長様

職場でのアクションにつなげるために

 勉強会は、5~7人ほどのチーム単位で行ないます。まずは「PHP」記事の中から、チームのテーマを1つ選び、さらにテーマに沿って、その月に職場で実行する目標を決めます。例えばテーマが「困っている人を助ける」だとしたら、「仕事が終わらない人がいたら、知らないふりをせずに、『手伝いましょうか』と声をかける」というような、具体的なアクションを考えて決めるわけです。翌月の勉強会では、実際にどれだけできたか、1カ月を振り返って報告し合います。
 テーマや目標を自分たちで決めてもらうのが、この勉強会のポイントです。誰かに言われるのではなく、自ら選んで決めることが、取り組むモチベーションになります。当社の従業員は仕事熱心でまじめなのですが、競い合うということに慣れていません。「PHP」の勉強会を通して、共通の取り組みを行い、互いに競い合うきっかけになることも期待しています。
  社是や行動規範は、従業員がそれらを我がものとし、行動で示せるようになってこそ生きてくるもの。「PHP」の勉強会は、行動規範に魂を吹き込む活動だと私は思っています。

 

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「PHP」を使った勉強会では、仕出し弁当を食べながら真剣な議論が交わされる
 

「PHP」の勉強会が育んだ「横のつながり」

 チームのメンバーは半年から1年で入れ替え、いろいろな人と組めるように計らっています。チームのリーダーも交替で、多くの人に経験してもらいます。人前で話すのは勇気がいるものですが、少人数のチームに分けて発言しやすくする工夫をしたことで、みな徐々に意見を出すことに慣れ、大勢の前でも臆せず話せるようになってきました。
  従業員からは、勉強会を通して「自分の考え方が少しずつ変わってきた」「自分に足りないものが見えてきた」という声が聞かれます。チームを組んでの勉強会を続けるうちに、従業員同士の会話が増えたのも嬉しい変化ですね。「PHP」は、従業員同士の横のつながりを深めるためのいいツールにもなってくれているようです。
 挨拶をする、「ありがとう」と言う......毎月のテーマはどれも難しいものではありません。それでも、こうした基本的なことを当たり前に実行できてこそ、一人前の社会人といえます。超一流の社会人集団を目指して、今後も地道に息長く、勉強会を続けていきたいと考えています。

具体性のある目標が行動を変える(お話:鈴鹿事業所所長・仲尾弘様)

 「PHP」はテーマも執筆陣も幅広く、毎月何かしら共感する記事が見つかります。後輩の指導など、これまで自分のやり方で対処してきたことも、「こういうやり方のほうが伝わるのではないか?」と気づかされることが多く、自分の考えを見直すきっかけになってくれています。
 事業所で「PHP」の勉強会を実践するにあたり、湯浅社長から繰り返し受けているアドバイスがあります。それは、目標を具体的にするということ。例えば「感謝の気持ち」をテーマに選び、「職場で『ありがとう』を言おう」と目標を決める。しかし、これだけでは具体性が足りません。どんなときに自分は「ありがとう」を言えていないのか、ふだんの行動を振り返り、掘り下げたうえで、「残業してくれた人には、必ず『ありがとう』を言おう」などと目標に具体性をもたせることが、自分の行動を変えることにつながるのです。
 われわれ鈴鹿事業所の勉強会は、回を重ねるにつれ発言や笑い声が増えて、ますます盛り上がるようになってきました。勉強会の影響でコミュニケーションもとりやすくなり、職場の団結がいっそう強まったと感じています。

showa3suzuka_01.JPG「『何を読んでいるの?』と子どもに聞かれたり、「PHP」は家族間のコミュニケーションにも役立っています」と話してくださった鈴鹿事業所の皆様  


インタビューにご協力いただいた昭和丸筒グループ様、ありがとうございました。

【会社概要】

社  名  昭和丸筒グループ

設  立  1923年10月

業  種  紙および樹脂製の巻き芯(筒)、樹脂成型品、物流包装材、容器の製造販売

代 表 者  代表取締役社長 湯浅祥弘 様

従業員数  約500名

所 在 地  大阪府東大阪市

U R L  http://www.marutsutsu.co.jp

記事作成日:2019年 4月 3日

 

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