説得の鉄則
発売日
2001年04月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57544-5

説得の鉄則
人の心はこうしてつかめ!

著者 阪本亮一著 《利脳深耕研究所所長》
主な著作 できる営業マンはお客と何を話しているのか』(PHP研究所)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 つきつめれば、ビジネスは交渉の連続であり、交渉の成否を決するのは説得力に極まる。セールスの達人が明かす体験的説得の技術100項。



 「このノウハウを身につければ、もう恐れるものはない」。本書は、営業マンにそう言いきらせてしまいそうな一冊だ。

 著者は、かつて生命保険のセールスマンとして、実に20年間、連続して優秀成績表彰を受けた、いわば営業のプロ中のプロ。その著者が、自らの経験を題材にしつつ、いかに「買いたくない」客に接近し、最終的には「イエス」と言わせてしまうか、人の心のつかみ方を90項目にわたって披瀝している。

 たとえば、「敵を知る前に、己の商品をよく知れ」と言い、客から何を問われても即答できるほど十分な商品知識を身につけておくことの重要性を説く。また「商品を売るな、夢・効用を売れ」と言い、客の生活にその商品がどれほど役に立つかを想像させることの有効性を説く、と言った具合だ。

 ビジネスとは交渉の連続であり、その成否の全ては主張と説得にかかっている。その意味で営業以外の仕事に携わるビジネスマンにも一読を勧めたい一冊である。