対人関係が上手になる本
発売日
2001年06月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57563-6

対人関係が上手になる本
これで仕事はうまくいく

著者 阪本亮一著 《経営コンサルタント》
主な著作 できる営業マンはお客と何を話しているのか』(PHP研究所)
税込価格 503円(本体価格457円)
内容 生命保険会社で20年連続優秀表彰を受けたセールスのプロが明かす、21世紀型の仕事術とは? 有用なビジネスマンになる条件を伝授。



 21世紀の幕開けとともに、本格的な成果主義の時代が到来した、と著者はいう。成果主義の時代では、「実力次第で昨日の部下が明日は上司になる」、そんな時代であると指摘する。そのとき、いままで以上に、ビジネスマンが身につけておくべき重要な要件がある。それが対人関係というのが、著者の主張である。

 なぜ成果主義の時代に対人関係が重要になるのか。いくらITが進もうと、ビジネスの基本は、生身の人間が一対一で向き合うコミュニケーションである。成果主義の時代には、やっかいなことに、そこに年齢のギャップと上下関係のギャップが生まれ、いらぬ軋轢を生みやすくなるからだ。軋轢が生じれば当然、組織の生産性は下がる。

 著者はそこに着目し、20年間、生保のトップセールスを記録した経験に基づいたコミュニケーションの極意を、本書にまとめたというわけである。ベテランも中堅も新人も、人付き合いの名人の具体的体験は知っておいて損はない。