書籍
- 発売日
- 2000年04月13日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-61095-5
本当は病んでいる「幸せな家族」
著者 | 加藤諦三著 《早稲田大学教授》 |
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主な著作 | 『いじめに負けない心理学』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,265円(本体価格1,150円) |
内容 | 親自身の願望を愛と教えられた子どもは苦しく生きてしまう。家族という閉ざされた人間関係の中の歪みを明かす、現代家族の心理学! |
本書は、現代の家族の中で起きている“歪み”に焦点を当て、その解決法を模索したものである。特に、親が子を精神的に追い詰める“親子いじめ”と、世間から立派な家と思われたいという欲求が親の側に強くなりすぎ、それゆえ、家庭内にひずみが生じてしまう“立派な家庭願望”について述べられている。
著者は、そうした歪みの生じている家庭の子供たちに向けていう。「子供は弱い立場だから、欲求不満の親の感情のはけ口になってしまう。しかし、他人の心の矛盾からくる問題を、あなたが耐えることで処理してはいけない」。
かつて著者もまた、親子いじめに苦しんだことがあるという。そのためか、子供(すなわち弱い立場の人)を励ます著者の言葉は、暖かく力強い。
「あなたを苦しめる人の側から(たとえ親であろうとも)、離れよ。一人になることを怖れず、人生を切り開け」という著者のメッセージは、すべての歪んだ人間関係に当てはまる至言である。
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