北京報道七〇〇日
発売日
2000年09月01日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-61298-0

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北京報道七〇〇日
ふしぎの国の新聞特派員

著者 古森義久著 《産経新聞中国総局長》
主な著作 『ベトナム報道1300日』(中公新書)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 盗聴、監視、圧力――国際報道一筋のベテラン記者が北京駐在700日のあいだに出会った摩訶不思議な出来事の数々を赤裸々に綴った話題作。



 前に進まないウサギ、姿を消す猫、空飛ぶブタ……、中国報道はまさに「ワンダーランド」だった。

 自他ともに認める第一級の国際報道記者が迷い込んだ「一見ふつう」だが「根底が異常」な世界とは?

 ベトナム報道、ワシントン駐在、ボーン上田賞受賞と、国際報道畑で折り紙つきの実績をもつ古森氏は、1998年12月から今日まで、産経新聞中国総局長として七〇〇日の北京駐在を経験した。

 馴れ合い、当局の恫喝、尾行、盗聴、インターネットの傍受など、そこで出会った「日中友好」報道の「不可思議」と「非常識」の数々を、報道慣行のタブーを破って赤裸々につづる。

 主な内容は、「アリスも驚くふしぎなふしぎな『日中関係』」「法輪功が中国を揺がす」「間違いだらけの中国援助」「曲り角を迎えた中国援助」「中国恫喝外交の誤算」など。

 閣僚の靖国神社参拝にまで苦情をいう「恫喝」外交が、お題目としての「日中友好」の実態を白日のもとにさらす日は近い。