書籍

- 発売日
- 2006年12月06日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-65814-8
血涙(下)
新楊家将(ようかしょう)
著者 | 北方謙三著 《作家》 |
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主な著作 | 『三国志』(角川春樹事務所) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 楊家の長となり、宋の帝に仕える六郎。敵国・遼を率いる強権の女王、そして猛将たち。運命に弄ばれた男たちの哀しみを描く慟哭の終章。 |
六郎と剣を交えた瞬間、石幻果の記憶が蘇った。石幻果こそ、宋遼戦で落馬し、記憶を失って遼国に連れ去られた北平寨の守将・楊四郎だったのである。過去を取り戻した石幻果は、二つの人生を抱えてしまった運命を呪う。敵国で将軍となり、元部下を斬り、兄弟と闘わざるをえなくなったのだ。想像を絶する苦しみのなかで、これから先どう生きるべきか心を悩ませているとき、手を差し伸べたのは、父とも慕う耶律休哥だった。
戦場で石幻果と出会った六郎も、石幻果が兄四郎ではないかとの疑いを濃くする。直接確かめるべく、石幻果に近づく六郎。疑いは事実だった。
兄弟が敵味方に別れて闘うという苛酷な運命を受け容れ、心に哀しみを宿して戦場に向かう男たち。闘うことでしか生きられない者たちに、勝敗を決する秋がやって来た。綾なす人々の憎悪と悲しみが交錯する衝撃の結末。乱世の終わりを彩る壮絶な物語が、いま静かに幕を降ろす。北方楊家将、ついに完結。
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