書籍

- 発売日
- 2003年11月04日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-66068-4
幕末を読み直す
通説が語らない「歴史」の真実
著者 | 中村彰彦著 《作家》 |
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主な著作 | 『保科正之』(中公新書) |
税込価格 | 755円(本体価格686円) |
内容 | 戊辰戦争でもしも東軍が勝ったなら――幕末・明治を中心に、気鋭の歴史作家が通説にとらわれない「歴史の読み筋」を説き明かした好著。 |
歴史は、勝者によって書かれるものだという。敗者の歴史は、やがてその陰に埋もれて消えてしまう。正義の軍隊(官軍)が賊軍を討ち、近代国家・明治を成立させた戦い――長くこうした“順逆史観”で語られてきた幕末維新の動乱期は、まさに「埋もれた歴史」の宝庫である。
『鬼官兵衛列風録』『遊撃隊始末』などの小説で、佐幕側の英傑たちを主人公に多くの作品を世に出した著者。本書は、そんな著者が現地取材や史料を読み込む過程で出会った「史実」をもとに、江戸から明治という時代の転換期の新しい「読み筋」を提示した歴史エッセイ集である。
「純粋に佐幕を貫いた勇者 佐川官兵衛」「戊辰戦争でもしも東軍が勝ったなら」といった幕末史の読み直しを迫るエッセイを中心に、41編のエッセイと「会津史と私の小説作法」と題された講演録1編を収録。教科書的な歴史では味わえない、知的好奇心を刺激する話題が満載の好著である。
『名君と暗君と』を改題。
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