書籍

- 発売日
- 2004年06月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-66210-7
寄り道して考える
著者 | 養老孟司著 《解剖学者》 森毅著 |
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主な著作 | <養老・主な著作>『バカの壁』(新潮新書) |
税込価格 | 607円(本体価格552円) |
内容 | 二人の気の向くまま、話題はあっちへこっちへ。ユニークな発想ではピカイチの二人による人生・信仰・脳と精神など、丁々発止の対論集。 |
人に教えたくない店は、表通りより、路地を入ったところにある、などとよく言われる。それは会話についても言えるのではないだろうか。一つのテーマに沿って延々と続く議論を聞き続けるのは苦痛なことだ。路地裏のいい店の喩えではないが、ときに話が本題から反れる。その話のほうが面白いということはよくあることだ。
本書で御両人が語り合っているテーマそのものは日本文化論に通じるものあり、精神史に通じるものありで、その意味では正攻法の対論である。しかし、自分の幼児期の体験、青春時代の思い出などを織り交ぜた会話は、知的な漫才のような面白ささえ感じる。まさに、裏路地の会話、である。
その会話には、示唆にとんだ一言あり、正鵠をついた社会批判ありで、読む者を飽きさせることがない。こういう会話を知的な会話というのだろう。
ご両人と寄り道しながら、日本人とは何か、信仰とは何かなど、重いテーマを軽く楽しんで見てはいかがだろう。
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