書籍
- 発売日
- 2010年01月05日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67248-9
「日本型うつ病社会」の構造
心理学者が見た停滞する日本の現状と未来
著者 | 加藤諦三著 《早稲田大学名誉教授、心理学者》 |
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主な著作 | 『がんばりすぎてしまう心理』、『心の休ませ方』(PHP研究所) |
税込価格 | 817円(本体価格743円) |
内容 | 経済成長だけを思い描いて疾走してきた日本社会。その結果として現れた近年の閉塞感。病める日本を心理学の側面から分析した警世の書。 |
いま多くの日本人は経済的に苦しみ、それに呼応し心の病も深刻化している。なぜ心の病が増えているのか。なぜ、そのような状況を生むことになったのか。本書で著者は、その原因を明らかにしようと試みている。
本書の底本が書かれたのは2003年である。当時は構造改革の真っ只中。長引く不況で失業者は400万人を超え、経営苦を理由に自殺する経営者が急増していた。その当時と現在の日本人の「経済と心理の関係」は基本的に変わっていない、と著者は指摘する。
では、なぜいま日本人の多くが閉塞感を感じているのだろうか。著者は、急激な構造改革、不況による閉塞感が、もともと「うつ気質」の日本人の「心」に影響し、日本的な人間関係や社会性の崩壊を生み出していると言う。つまり、「うつ気質」の日本人に、改革や経済成長を求めてきたこと。そのこと自体に無理があったのだと言うわけである。
心理学の視点から現代日本に警鐘を鳴らす1冊。
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