書籍
- 発売日
- 2016年02月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-76540-2
「思いやり」という暴力
哲学のない社会をつくるもの
著者 | 中島義道著 《哲学者、作家》 |
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主な著作 | 『不幸論』(PHP研究所) |
税込価格 | 792円(本体価格720円) |
内容 | 日本人が正面からの個人間の「対話」を避けるのは、「思いやり」のためだ。誰も傷つけずに語ることのズルさから、日本人の精神構造に迫る。 |
思いやりとは、利己主義の変形である。すべての人を傷つけないように語ることはできない――
教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街には無意味な放送や看板が氾濫する。なぜ私たちは正面から向き合う「対話」を避けるのか? 無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?
著者は、日本的な優しさこそが「対話」を妨げていると指摘。誰も傷つけずに語ることのズルさや虚しさを訴える。風通しのよい社会を願い、日本人の精神風土の深層に迫る。
『<対話>のない社会』(PHP研究所)を改題。
※2022年11月に価格変更しました
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