「思いやり」という暴力
発売日
2016年02月01日
在 庫
在庫あり
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76540-2

「思いやり」という暴力
哲学のない社会をつくるもの

著者 中島義道著 《哲学者、作家》
主な著作 不幸論』(PHP研究所)
税込価格 660円(本体価格600円)
内容 日本人が正面からの個人間の「対話」を避けるのは、「思いやり」のためだ。誰も傷つけずに語ることのズルさから、日本人の精神構造に迫る。

思いやりとは、利己主義の変形である。すべての人を傷つけないように語ることはできない――

 教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街には無意味な放送や看板が氾濫する。なぜ私たちは正面から向き合う「対話」を避けるのか? 無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?

 著者は、日本的な優しさこそが「対話」を妨げていると指摘。誰も傷つけずに語ることのズルさや虚しさを訴える。風通しのよい社会を願い、日本人の精神風土の深層に迫る。

 『<対話>のない社会』(PHP研究所)を改題。