一隅(いちぐう)を照らす生き方
発売日
2010年05月12日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77897-6

一隅(いちぐう)を照らす生き方

著者 神渡良平著 《作家》
主な著作 『下坐に生きる』(致知出版社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 生死を彷徨う病の体験を経て人生の針路を見出した著者が、古今東西の叡智を紐解きながら、いのちを輝かせて生きる人々の姿を描く。



 「天に棄物(きぶつ)なし」という言葉がある。

 人間の目からは失敗したように見えたり、ツイていないと思える出来事であっても、天にとっては何一つ棄てたものではない。天は、そうした出来事を通して、私たちに大切なことに気づかせ、実りある人生へと導いてくれている。

 だから、どんな人生にも意味があるのである。

 

 本書は、有名無名を問わず、それぞれの持ち場で人生の最善を尽くし、キラリと生命を輝かせた人たちを、19の話にまとめたものである。

 「人の心に塔を建てよ」高田好胤師の言葉で人生が変わった笠川慶道さん。

 鍵山秀三郎氏との出会いで、経営方針が一変した伊藤信幸さん。

 妥協を知らないカリスマ左官・挾土秀平さん。

 ……一つの道に徹し、一つの灯火をともし続けた人たち。ささやかな一灯ではあっても、やがて周囲を明るく照らしてゆく姿は、読む人に生きる勇気と、人生を100%生かす活力を与えてくれる。