書籍
- 発売日
- 2015年07月23日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-82625-7
苦しみとの向き合い方
言志四録の人間学
著者 | 神渡良平著 《作家》 |
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主な著作 | 『安岡正篤の世界』(同文館出版) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 佐藤一斎『言志四録』の名言をちりばめながら、現代の生き方の達人たちの人生観を、エピソード豊かにわかりやすく描く。 |
「天はなぜ自分をこの世に生みだし、何の用をさせようとするのか。自分はすでに天の物であるからには、必ず天から命ぜられた役目があるはずだ。その天の役目をつつしんで果たさなければ、必ず天罰を受けるだろう」……幕末の武士たちに競うように読まれた佐藤一斎の名著『言志四録』の一説である。現代人は、ここに表わされたような「人生の意味」について考えることを忘れ、日々をカネと栄達のために生きるのが当たり前になってしまった。だが、追い求めるカネや栄誉にありつける人は少ない。だからおのずと、「人生が苦しく」なる。加えて、病気になったり挫折したりすれば、立ち直れなくなってしまう。受験勉強に明け暮れ、よい本も読まず、プラグマティックな人生には、「人間学」がない。現代ほど、「人間学」を学び直さねばならない時代はないだろう。本書では、さまざまな人物の「苦しみとの対峙の仕方」を通じて、人生の不可欠事を説く。
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