書籍

- 発売日
- 2013年03月08日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-81074-4
吾輩はウツである
“作家・夏目漱石”誕生異聞
著者 | 長尾剛著 《ノンフィクション作家》 |
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主な著作 | 『漱石ゴシップ』(文春文庫) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 学生との確執、教え子の自殺――ウツを発症した夏目金之助の耳に、猫の声が……。史実を元に、文豪漱石の誕生に迫った異色の長編小説。 |
「おまえさん、ナニサマのつもりだ」(by猫)――『吾輩は猫である』が生まれた舞台裏には、こんなドラマがあった!?
明治36年(1903)4月、小泉八雲が辞めさせられたことで学生たちの不満うずまく帝大に、夏目金之助(のちの漱石)が講師として赴任する。不穏な空気の中、学生たちの冷たい視線に晒される金之助は、毎日、不満と苛立ちを抱えながら教壇に立っていた。さらに、失恋で人生をはかなむ学生・藤村操が目の前に現れ、金之助の気持ちはますます不安定になっていく。
そんなとき、一匹の小さな黒猫が夏目家に迷い込んだ。心を病み始めた金之助は、その黒猫と会話をし始める。しかし、その黒猫と会話ができるのは金之助だけだった。
一方、病ゆえに突如として怒りを暴発させるようになった金之助に対し、妻・鏡子は一念発起。金之助の病を治すべく、ある行動を起こしたのだが……。
夏目漱石を長年にわたって研究し続けてきた著者が、歴史的事実をモチーフに、不世出の文豪が誕生するまでをドラマチックに描く、異色の長編小説。
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