[新釈]講孟余話
発売日
2014年12月18日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82339-3

[新釈]講孟余話
吉田松陰、かく語りき

著者 吉田松陰著
松浦光修編訳
主な著作 <松浦・好評既刊>[新訳]留魂禄』、『[新訳]南洲翁遺訓』(PHP研究所)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 松陰が獄中で孟子を講義した時の感想や意見を基にして書かれた原本を現代語訳し、その国家観、人生観を通してリーダーのあり方を問う。



 幕末の思想家・吉田松陰が獄中教育で行った『孟子』の講読、各章読了後の所感、批評、意見等をまとめたものが『講孟余話』である。本書では、編訳者が現代人にとって重要と思われる文章を選び、わかりやすく現代語訳を加えている。さらに余談を組み込み、語句の理解を深められるよう工夫し、付章として「男子の教え、女子の教え」も加えた。

 ◎なぜ人は、学ばねばならないのか ◎日本の天下は、ご一人の天下である ◎すべては、「人々の心を正す」ことから ◎目先の「利」に飛びつくな! ◎西洋の技術は、日本でこそ生きる ◎去る者の善は忘れず、来る者の悪は忘れよ ◎神様に媚びるな……など、松下村塾教育への発端を感じさせる言葉は、教育者の根本にある人々への「愛」に溢れている。巻末の原文を味わいながら、日本の黎明を導いた「愛と正義」の人・松陰の思想を学ぶ。