医療貧国ニッポン
発売日
2022年06月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-85229-4

医療貧国ニッポン
「より手厚く、より安く」が国を滅ぼす

著者 奥真也著 《医師、医学博士》
主な著作 『未来の医療年表』(講談社現代新書)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 国公立の黒字病院の割合はたった7%、崩壊間近も危機感ゼロの国民皆保険……知られざる日本医療の「不都合な真実」とは?


●国公立の黒字病院の割合は7%、崩壊間近の国民皆保険――。
●2040年、日本はこのままでは「医療貧国」になる!
●医者も教えてくれない「日本医療の不都合な真実」とは?

 現在、日本は「医療先進国」だと言われている。たしかに、優れた国民皆保険制度によって、世界最高水準の保険医療と平均寿命を達成している。

 しかし、その裏にある「多額の医療費」の存在を忘れてはならない。実際、日本は医療費の公費負担割合が非常に高い。一方、患者自身の負担額は少ないため、「安くて手厚い医療が当たり前」という意識から我々は抜け出せない。このままでは医療費の増大に歯止めがかからず、結果的に、医療費で国が破綻する「医療貧国」になってしまうと著者は警告する。

 本書では、医療とお金の問題を筆頭に、日本の医療における「不都合な真実」の数々を明らかにする。自分と家族の将来の健康を、自分の頭で考えられるようになる1冊。