こころ相談室

こころ相談室


※現在ご相談は受け付けておりません




実習大丈夫なのかなって不安です
こんにちは☆看護学校に通う2年生です。
看護学校に入って一番思ったことは、看護婦さんに一番必要なことは“自分の意見を言える事”です。今まで2回病院に実習に行きました。毎日カンファレンスといってみんなで話し合いをする機会があるんです。そこで私はなかなか言えなくて、ただうなずいているだけで・・・これじゃいけない!って思うんだけれど、思えば思うほどだめで・・・。

周りのみんなが次から次へと発言しているのを聞いていると本当にすごいって感心します。なんでそんなに頭の回転が速いの??って。先生にも、頭の回転もっと速くして!って言われたこともありました。

カンファレンスについても、発言が少ないから、まず一言、一言言えたら二言って頑張ってみよう。って先生に言われて、頑張って発言できた日もあったんですが、周りの子に比べると全然で・・・気にしすぎなんでしょうか??

これからは、まず自分の考える力を育てていくことからしていきたいと思ってるんですが、そのためには何をしたらいいのかっていうことがわからなくて、先が見えないんです(>_<)本を読もうかとも思ったのですが、どんな本がいいのか・・・

今、本当に暗闇をさまよっているような感じで、次の実習大丈夫なのかなって不安です。
(19歳、女性、看護学生)

回 答
 あなたの場合、まず勉強をすること、看護の知識あるいは経験を増やすことが大事ですね。そういう知識の裏付けがあれば自信を持てるようになるはずです。とにかく勉強すること、それが専門職の定めというものです。

 中には、そういう知識や経験ははいいかげんでもそういう場で堂々と発言できる人もいるでしょうが、それはタイプの違いというもので、あなたのように尻込みしやすい人はそういう器用な真似は難しいでしょう。

 ところで、私たちの世界でもケースカンファレンスはあります。私にしても最初のうちは、まったく理解できない言葉が飛び交うのをただ黙って眺めているだけでした。そういう場にいると、ほんとに自分なんかがこの世界でやっていけるんだろうか?という気になりますよね。だからあなたの感じていることはわかるんです。しかし、しばらくして知識や経験が増えてくれば、「何だ、別にたいしたことを言っていたわけじゃないんだな」となります。

 これまた私の経験になりますが、大学時代にフランス語を取っていたと思っていたので、ずっとその授業に出ていたんですね。でも、勘違いで、実は取っていたのはドイツ語だったんです。それがわかったのは入学してから1ヶ月も後の話で、あわててドイツ語の授業に出たんですが、何が何だかさっぱりわからない。当てられても当てられても何も答えられない。教科書もないし。そういうみじめな思いをして前期を過ごしました。たぶん教師は私のことを白痴と思ったのではないでしょうか。

 しかし、これではまずいと夏休みにドイツ語を一から猛勉強しました。その甲斐あって後期は何とかなりましたが、あなたの状況もそのときの私に似ているかなと思いました。

ということで、他の人の何倍も勉強する。それが一番です。

BACK