Voice
発売日
2017年10月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2017年11月号

今月号の読みどころ

安倍晋三首相が二度目の衆院解散・総選挙の勝負に出た。しかし、理由が消費増税の用途というのはいかにも不自然。あくまでも眼目は憲法改正にある。さらに屋山太郎先生いわく、真の狙いは「共産党の排除」だ。江崎道朗先生も、戦前から続く国際共産主義運動=コミンテルンの打倒が議会制民主主義の空洞化を止める、という。もう一つの論点は、やはり経済。飯田泰之先生が分析するように、前原誠司氏の「脱成長思考」の危うさを知り、施光恒先生が説くリベラル・ナショナリズムと「愛国心のある経済左派」を育てなければ、今回の選挙も足立康史先生が語る「野合の猿芝居」に終わるだろう。巻頭インタビューは、リクエストに応えて愛国の数学者・藤原正彦先生が再び登場。ネットとスマホの隆盛を敢然と批判し、書店の保護と読書文化の復興を語る。禁煙の趨勢に立ち向かう『最後の喫煙者』著者・筒井康隆氏のインタビューも必読。
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今月号の目次

巻頭インタビュー
町の書店がなぜ大切か
藤原正彦
18p
総力特集:安倍VS小池 秋の陣
希望の党の拡大は歓迎だ
屋山太郎
44p
野合の猿芝居はやめよ
足立康史
53p
マエハラノミクスの絶望
飯田泰之
60p
愛国の経済左派が必要だ
施 光恒
68p
コミンテルンVS自民党
江崎道朗
76p
特集:ミサイル国家の末路
改憲と核装備を求めるアメリカ
日高義樹
84p
中国が北を攻める可能性
福島香織
92p
外交&防衛で制裁完全履行を
佐藤正久
98p



バノンの亡霊は徘徊している
モーリー・ロバートソン
108p
トランプ対マイノリティ
村田晃嗣
116p
世界初の「試験管ベイビー」として生まれて
ルイーズ・ブラウン
124p
第四次産業革命、個の力を引き出せ
金丸恭文
158p
「歴史戦争」の戦い方を変えよ
杉田水脈
140p
韓国の裏切り
ケント・ギルバート&呉善花
148p
『最後の喫煙者』が語る
筒井康隆
194p
パラアスリートの肖像(3)
「理由のないルールって嫌い」前編
山田清機
166p
プリンス〈第17回〉
第四章 出馬(2)
真山 仁
206p
ニッポンの匠〈第6回〉
越後与板打刃物
早坂 隆
184p
「夢の球場」で戦い抜く
アレックス・ラミレス
132p
「徒然草エッセイ大賞」をなぜ創設したか
堀口文昭
202p
出発点に誤りはないか
松下幸之助
243p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
チャーチルの娘を抱いた男の運命
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
北のICBMで崩れた均衡
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
概念の内実
開沼 博
40p
西南、南西、テレビ風(13)
五島列島、養殖マグロの美味
結城豊弘
42p
著者に聞く
『未来の年表』
河合雅司
238p
しぶといやつ〈第22回〉
第六章 光芒一閃(2)
幸田真音
219p
覚醒するクラシック〈第52回〉
ピアノソナタ遺作
百田尚樹
229p
巻頭言〈第35回〉
虫と核弾頭
養老孟司
15p
私日記〈第214回〉
今年も今まで通り
曽野綾子
28p
友(アート)を訪ねて〈44〉
安本亀八
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈83〉
川崎衣美子
撮影/遠藤 宏
9p
時代を斬る!論点
Keyフレーズ

1p
編集者の読書日記
Voiceブックス

234p
編集者の映画三昧
Voiceシネマ

235p
読者の感想&意見
Voiceレター

236p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。