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Voice 2018年11月号
今月号の読みどころ
9月にアメリカによる2,000億ドル相当の対中追加関税が決定するなど、ますます激しさを増す「米中貿易戦争」。日本にとっても、いうまでもなく「対岸の火事」ではない。9月26日に実施された日米首脳会談に続き、10月下旬には安倍晋三首相の訪中が予定されている。経済から安全保障、ロシアを交えた「AI大戦」など、広範にわたるテーマから「米中激突時代」の日本の針路を探る。巻頭インタビューにはメディアアーティスト・落合陽一氏が登場。中小企業は「高速企業」と呼称を改めるべきと語るが、その真意は。特集は「災害から生き延びる」。9月の北海道胆振東部地震、立て続けに列島を襲う大型台風など、相次ぐ自然災害に悩まされているいまこそ読んでいただきたい。
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今月号の目次
総力特集:米中激突、日本の決断
日本の反面教師トランプ |
藤原正彦 |
46p |
消費税減税が最良の一手だ |
江崎道朗 |
54p |
“オール・アメリカ”による経済冷戦 |
細川昌彦 |
62p |
プーチンが米中のAIを破壊する |
兵頭二十八 |
72p |
「紅船」企業が日本に攻めてきた |
近藤大介 |
80p |
米国の友としてシーレーンを守れ |
村井友秀 |
88p |
安倍総理、これはいっちゃダメ |
石 平&福島香織 |
96p |
特集:災害から生き延びる
「明日はわが身」の心掛け |
野口 健 |
106p |
航空機とAIでスーパー台風に挑む |
坪木和久 |
114p |
地震対策は「予知」よりも「回復力」 |
ルーシー・ジョーンズ |
122p |
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それでも世界は幸福に向かう |
スティーブン・ピンカー |
130p |
スルガ銀行「失敗の本質」 |
浪川 攻 |
142p |
芦田均が残したリアリズム |
細谷雄一 |
150p |
米独プロテスタンティズムの地政学 |
深井智朗 |
158p |
「日韓2019年問題」への向き合い方 |
金 惠京 |
166p |
「受援力」が貧困解決の鍵 |
藤田孝典&古川雅子 |
194p |
特別インタビュー
中小企業は「高速企業」 |
落合陽一 |
18p |
連載 ほか
日本は世界最古の民主国(5) 全知全能の神は日本にいるか |
竹田恒泰 |
230p |
パラアスリートの肖像(15) チーム道下 後編 |
山田清機 |
184p |
プリンス〈第29回〉 第六章 決断(5) |
真山 仁 |
210p |
読書は「心の休憩」 |
長濱ねる |
222p |
科学を無視する喫煙規制 |
澤口俊之 |
202p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 パリの戊辰戦争~その一~ |
渡辺惣樹 |
36p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 貿易戦争に「勝つ」米国 |
三浦瑠麗 |
38p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 ポスト「貧病争」の時代へ |
開沼 博 |
40p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 芸術作品の「価値」を決めるもの |
舘鼻則孝 |
42p |
西南、南西、テレビ風25 関空の脆弱性を克服せよ |
結城豊弘 |
44p |
著者に聞く 『ルポ川崎』 |
磯部 涼 |
238p |
巻頭言〈第11回〉 劣化する「一九五三年体制」 |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第226回〉 三人占め |
曽野綾子 |
28p |
文明之虚説〈第11回〉 愛情注入一定の法則 |
渡辺利夫 |
246p |
台湾に生き続ける日本〈4〉 人々を守り続ける日本人巡査 |
写真・文/片倉佳史 |
1p |
土木を撮る〈7〉 藤倉水源地ダム |
写真・文/西山芳一 |
6p |
凛たる女性〈95〉 古屋絵菜 |
撮影/遠藤 宏 |
9p |
編集者の読書日記 Voiceブックス |
242p |
|
編集者の映画三昧 Voiceシネマ |
243p |
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読者の感想&意見 Voiceレター |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。