Voice
発売日
2018年10月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2018年11月号

今月号の読みどころ

9月にアメリカによる2,000億ドル相当の対中追加関税が決定するなど、ますます激しさを増す「米中貿易戦争」。日本にとっても、いうまでもなく「対岸の火事」ではない。9月26日に実施された日米首脳会談に続き、10月下旬には安倍晋三首相の訪中が予定されている。経済から安全保障、ロシアを交えた「AI大戦」など、広範にわたるテーマから「米中激突時代」の日本の針路を探る。巻頭インタビューにはメディアアーティスト・落合陽一氏が登場。中小企業は「高速企業」と呼称を改めるべきと語るが、その真意は。特集は「災害から生き延びる」。9月の北海道胆振東部地震、立て続けに列島を襲う大型台風など、相次ぐ自然災害に悩まされているいまこそ読んでいただきたい。
公式サイト

今月号の目次

総力特集:米中激突、日本の決断
日本の反面教師トランプ
藤原正彦
46p
消費税減税が最良の一手だ
江崎道朗
54p
“オール・アメリカ”による経済冷戦
細川昌彦
62p
プーチンが米中のAIを破壊する
兵頭二十八
72p
「紅船」企業が日本に攻めてきた
近藤大介
80p
米国の友としてシーレーンを守れ
村井友秀
88p
安倍総理、これはいっちゃダメ
石 平&福島香織
96p
特集:災害から生き延びる
「明日はわが身」の心掛け
野口 健
106p
航空機とAIでスーパー台風に挑む
坪木和久
114p
地震対策は「予知」よりも「回復力」
ルーシー・ジョーンズ
122p



それでも世界は幸福に向かう
スティーブン・ピンカー
130p
スルガ銀行「失敗の本質」
浪川 攻
142p
芦田均が残したリアリズム
細谷雄一
150p
米独プロテスタンティズムの地政学
深井智朗
158p
「日韓2019年問題」への向き合い方
金 惠京
166p
「受援力」が貧困解決の鍵
藤田孝典&古川雅子
194p
特別インタビュー
中小企業は「高速企業」
落合陽一
18p
連載 ほか
日本は世界最古の民主国(5)
全知全能の神は日本にいるか
竹田恒泰
230p
パラアスリートの肖像(15)
チーム道下 後編
山田清機
184p
プリンス〈第29回〉
第六章 決断(5)
真山 仁
210p
読書は「心の休憩」
長濱ねる
222p
科学を無視する喫煙規制
澤口俊之
202p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
パリの戊辰戦争~その一~
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
貿易戦争に「勝つ」米国
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
ポスト「貧病争」の時代へ
開沼 博
40p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
芸術作品の「価値」を決めるもの
舘鼻則孝
42p
西南、南西、テレビ風25
関空の脆弱性を克服せよ
結城豊弘
44p
著者に聞く
『ルポ川崎』
磯部 涼
238p
巻頭言〈第11回〉
劣化する「一九五三年体制」
宮家邦彦
15p
私日記〈第226回〉
三人占め
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第11回〉
愛情注入一定の法則
渡辺利夫
246p
台湾に生き続ける日本〈4〉
人々を守り続ける日本人巡査
写真・文/片倉佳史
1p
土木を撮る〈7〉
藤倉水源地ダム
写真・文/西山芳一
6p
凛たる女性〈95〉
古屋絵菜
撮影/遠藤 宏
9p
編集者の読書日記
Voiceブックス

242p
編集者の映画三昧
Voiceシネマ

243p
読者の感想&意見
Voiceレター

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。