雑誌
Voice 2019年9月号
今月号の読みどころ
投票率が低く、政策論争もほとんど起きないままに終わった参議院選挙。しかし、現在の日本に多くの課題が山積みなのは明らかだ。辛坊治郎氏による総評をはじめ、企業、北方領土、経済、憲法、そして外交などの問題におけるわが国の現在地とあるべき姿において、高津尚志氏、オーレル・ブラウン氏、木内登英氏、曽我部真裕氏、谷口智彦氏が鋭く切り込む。特集は、混迷をきわめる日韓問題をとりあげた「日韓不信の謎」。『歴史の終わり』で知られるフランシス・フクヤマ氏の特別寄稿のほか、細川昌彦氏、渡瀬裕哉氏による現実的かつ冷静な論考は必読だ。巻頭インタビューには、新著も話題を呼んでいるデービッド・アトキンソン氏が登場。
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今月号の目次
総力特集:安倍政権 最後の課題
総評 左派ポピュリズム台頭の萌芽 |
辛坊治郎 |
44p |
企業 競争力復活は「ビジョン」の共有から |
高津尚志 |
52p |
北方領土 プーチンの「次の大統領」を見据えよ |
オーレル・ブラウン |
60p |
経済 「情報銀行」で他国の手本となれ |
木内登英 |
70p |
憲法 イデオロギー論争を乗り越えるために |
曽我部真裕 |
78p |
外交 G20成功の舞台裏 |
谷口智彦 |
86p |
特集:日韓不信の謎
半島統一を望むのは誰か |
フランシス・フクヤマ |
94p |
歪んだ報道が韓国を暴走させる |
細川昌彦 |
102p |
国際世論戦を想定せよ |
渡瀬裕哉 |
112p |
特別論考
不透明な医療・介護産業に求められる構造改革 日本国・不安の研究 |
猪瀬直樹 |
118p |
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革命左派になった!?メルケル |
川口マーン惠美 |
142p |
マクロンは「十九世紀の大統領」だ |
エマニュエル・トッド |
152p |
連載 ほか
新時代ビジョン研究会 日本版故宮をつくれ |
椿 昇 |
198p |
混迷の時代こそ万葉集に学べ |
中西進/枝広直幹 |
160p |
特別インタビュー 日本の生きる道は最低賃金引き上げしかない |
デービッド・アトキンソン |
20p |
短期集中連載 「野球危機」は真実か〈初〉 プロ野球ビジネス最前線 |
喜瀬雅則 |
230p |
反EUの現場を歩く〈2〉 多文化主義を極めたオランダの末路 |
宮下洋一 |
186p |
プリンス〈第39回〉 第八章 決着(5) |
真山 仁 |
218p |
長寿企業を育む「百年の計」プロジェクト 京都の老舗 イノベーション力の謎を解く |
宮本又郎 |
170p |
シリコンバレーで働くのに必要なもの |
桝本博之 |
208p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 日本の少年への米副大統領メッセージ |
渡辺惣樹 |
34p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 政策論争なき参院選の教訓 |
三浦瑠麗 |
36p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 2013年の政治体制 |
開沼 博 |
38p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 編集とコピペと盗用 |
舘鼻則孝 |
40p |
西南、南西、テレビ風35 鳥大病院の挑戦 |
結城豊弘 |
42p |
著者に聞く 『トッカイ』 |
清武英利 |
240p |
巻頭言〈第21回〉 「結果」を恐れなくなった日本 |
宮家邦彦 |
17p |
私日記〈第236回〉 その年になった |
曽野綾子 |
27p |
文明之虚説〈第21回〉 ある「師弟」関係 |
渡辺利夫 |
248p |
東京の聖地〈2〉 四谷須賀神社 |
写真・文/岡本亮輔 |
1p |
土木を撮る〈17〉 長篠堤提 |
写真・文/西山芳一 |
8p |
令和の撫子〈4〉 青木知佐 |
撮影/吉田和本 |
11p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
244p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
245p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
246p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。