歴史街道
発売日
2010年1月6日
税込価格
660円
(本体価格600円)
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歴史街道 2010年2月号

今月号の読みどころ

志さえあれば、誰でも海援隊士として海に乗り出すことができる…。隊の規約に接した岩崎弥太郎は驚くとともに、強い感動を覚えます。土佐藩の身分の壁で幾度も志を挫かれてきた弥太郎にとって、待ちこがれていた組織のあり方でした。「目指すは世界の海援隊ぜよ」。薩長同盟締結、大政奉還実現と、時代の扉を開いた坂本龍馬の眼差しは、常に海を望んでいました。「俺の才がここで活かせるかもしれない」。弥太郎もまた、龍馬の構想に自分の夢を託します。慶応3年(1867)3月、それまで全く異なる道を歩いてきた幕末の風雲児と明治の大実業家が、長崎において運命的な出会いを果たした時、彼らが大海原の先に何を見たのかを描きます。第2特集では、「神社」と日本の「しきたり」を解説します。

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今月号の目次
やったろう?日記
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい vol.37
成海璃子
7p
総力特集 坂本龍馬と岩崎弥太郎 「海援隊」に託した夢
総論 海援隊の「志」を軸に交差し、共鳴した対照的な二人の男
童門冬二
14p
ビジュアル1
「六人の龍馬」―現存する肖像写真

20p
ビジュアル2
龍馬と弥太郎を取り巻く人々

22p
特別インタビュー
「気持ちのいい龍馬」を演じたい
福山雅治
24p
「坂本の寝小便垂れ」と「負けず嫌いの地下浪人」、
                        土佐から江戸へ
八尋舜右
26p
海軍の充実が第1!
       日本の将来に目を見開かされた海舟との出会い
中津文彦
32p
コラム1
顎の半平太と人斬り以蔵

37p
反骨ゆえの入牢、師・東洋との邂逅…
              希望と挫折の繰り返しの中で
江宮隆之
38p
コラム2
己を活かす道を見つけるまで

43p
亀山社中設立、薩長同盟…
          不思議な魅力を持つ男が時代の扉を叩く
秋月達郎
44p
ビジュアル3
「世界の海援隊」を目指して

50p
「金を取らずに国を取る」いろは丸事件の
                  逆転勝利がもたらしたもの
植松三十里
52p
龍馬の志と夢は俺が受け継ぐ!
             大政奉還の奇跡と暗殺、そして…
松田十刻
60p
コラム3
海援隊と弥太郎のそれから

65p
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の楽しみ方
鈴木圭
66p
龍馬が駆けた「幕末の伏見」を歩く
辻明人
68p
高知城下龍馬MAP

74p



特別インタビュー 
なぜ今、真田昌幸を描くのか
海道龍一朗
76p



特集 これならわかる! 「神社」と日本の「しきたり」
意外に知らない神社の起源…
          日本人はなぜ「祖霊」を祀るのか?
楠戸義昭
85p
ビジュアル
神社のつくりと正しいお参り

88p
【神社と神話Q&A】
天照大神はなぜ、祖霊神と仰がれるのか?
楠戸義昭
92p
【コラム】①
あの神社のご祭神は?

97p
【しきたりQ&A】
初詣、鏡餅、七五三…あの「しきたり」の意味は?
楠戸義昭
98p
【コラム】②
まだまだある神様と「しきたり」の関係

103p



ルーズベルトが震えた日 
ドイツ軍ロケット兵器がもたらしたもの 第2回
吉田一彦
104p
「歴史街道」伝言板

110p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
宮下英樹

114p
グラフィティ にっぽんの剣豪
最終回 念阿弥慈恩
本山賢司
116p
完結記念 勢揃い! にっぽんの剣豪100人

118p
幕末の日本を記録する圧巻のコレクション 
シーボルトが暮らした街・ライデンを歩く
中塚裕(写真) 
酒井新(文)
125p
歴史街道クイズ 「戦国検定!」

130p
特別付録
 「伊達政宗」イラスト壁紙・携帯待受画像ダウンロード

132p
歴史街道・ロマンへの扉
伊勢
鶴田純也
134p
江戸のスイーツを食べ歩く
第25回 根岸・竹隆庵岡埜 こごめ大福
岸朝子(選) 
逢坂剛(筆)
136p
湖国百景 近江路をゆく 
第1回 高島 
寿福滋(写真・文)
141p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。