雑誌
歴史街道 2010年2月号
今月号の読みどころ
志さえあれば、誰でも海援隊士として海に乗り出すことができる…。隊の規約に接した岩崎弥太郎は驚くとともに、強い感動を覚えます。土佐藩の身分の壁で幾度も志を挫かれてきた弥太郎にとって、待ちこがれていた組織のあり方でした。「目指すは世界の海援隊ぜよ」。薩長同盟締結、大政奉還実現と、時代の扉を開いた坂本龍馬の眼差しは、常に海を望んでいました。「俺の才がここで活かせるかもしれない」。弥太郎もまた、龍馬の構想に自分の夢を託します。慶応3年(1867)3月、それまで全く異なる道を歩いてきた幕末の風雲児と明治の大実業家が、長崎において運命的な出会いを果たした時、彼らが大海原の先に何を見たのかを描きます。第2特集では、「神社」と日本の「しきたり」を解説します。
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やったろう?日記 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.37 |
成海璃子 |
7p |
総力特集 坂本龍馬と岩崎弥太郎 「海援隊」に託した夢
総論 海援隊の「志」を軸に交差し、共鳴した対照的な二人の男 |
童門冬二 |
14p |
ビジュアル1 「六人の龍馬」―現存する肖像写真 |
20p |
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ビジュアル2 龍馬と弥太郎を取り巻く人々 |
22p |
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特別インタビュー 「気持ちのいい龍馬」を演じたい |
福山雅治 |
24p |
「坂本の寝小便垂れ」と「負けず嫌いの地下浪人」、 土佐から江戸へ |
八尋舜右 |
26p |
海軍の充実が第1! 日本の将来に目を見開かされた海舟との出会い |
中津文彦 |
32p |
コラム1 顎の半平太と人斬り以蔵 |
37p |
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反骨ゆえの入牢、師・東洋との邂逅… 希望と挫折の繰り返しの中で |
江宮隆之 |
38p |
コラム2 己を活かす道を見つけるまで |
43p |
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亀山社中設立、薩長同盟… 不思議な魅力を持つ男が時代の扉を叩く |
秋月達郎 |
44p |
ビジュアル3 「世界の海援隊」を目指して |
50p |
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「金を取らずに国を取る」いろは丸事件の 逆転勝利がもたらしたもの |
植松三十里 |
52p |
龍馬の志と夢は俺が受け継ぐ! 大政奉還の奇跡と暗殺、そして… |
松田十刻 |
60p |
コラム3 海援隊と弥太郎のそれから |
65p |
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NHK大河ドラマ「龍馬伝」の楽しみ方 |
鈴木圭 |
66p |
龍馬が駆けた「幕末の伏見」を歩く |
辻明人 |
68p |
高知城下龍馬MAP |
74p |
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特別インタビュー なぜ今、真田昌幸を描くのか |
海道龍一朗 |
76p |
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特集 これならわかる! 「神社」と日本の「しきたり」
意外に知らない神社の起源… 日本人はなぜ「祖霊」を祀るのか? |
楠戸義昭 |
85p |
ビジュアル 神社のつくりと正しいお参り |
88p |
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【神社と神話Q&A】 天照大神はなぜ、祖霊神と仰がれるのか? |
楠戸義昭 |
92p |
【コラム】① あの神社のご祭神は? |
97p |
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【しきたりQ&A】 初詣、鏡餅、七五三…あの「しきたり」の意味は? |
楠戸義昭 |
98p |
【コラム】② まだまだある神様と「しきたり」の関係 |
103p |
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ルーズベルトが震えた日 ドイツ軍ロケット兵器がもたらしたもの 第2回 |
吉田一彦 |
104p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 宮下英樹 |
114p |
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グラフィティ にっぽんの剣豪 最終回 念阿弥慈恩 |
本山賢司 |
116p |
完結記念 勢揃い! にっぽんの剣豪100人 |
118p |
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幕末の日本を記録する圧巻のコレクション シーボルトが暮らした街・ライデンを歩く |
中塚裕(写真) 酒井新(文) |
125p |
歴史街道クイズ 「戦国検定!」 |
130p |
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特別付録 「伊達政宗」イラスト壁紙・携帯待受画像ダウンロード |
132p |
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歴史街道・ロマンへの扉 伊勢 |
鶴田純也 |
134p |
江戸のスイーツを食べ歩く 第25回 根岸・竹隆庵岡埜 こごめ大福 |
岸朝子(選) 逢坂剛(筆) |
136p |
湖国百景 近江路をゆく 第1回 高島 |
寿福滋(写真・文) |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。