雑誌
歴史街道 2012年1月号
今月号の読みどころ
戦艦大和と武蔵。その存在を日本人の多くが知ったのは、戦後、両艦が沈んでからのことでした。しかしながら、現在に至るもなお、大和と武蔵が日本人の心に深く浸透し、魂を揺さぶる存在であり続けるのはなぜなのでしょうか。それは70年前、日本人が自らの手で「世界最大・最強の戦艦」を造り上げ、国を守るために戦った誇りに他なりません。史上最大の46センチ主砲を搭載し、また46センチ砲弾の直撃に耐えうる強靭な装甲で鎧われた無敵の戦艦…。「持たざる国」日本が、技術と叡智と闘志のすべてを注ぎ込んで生み出したのが、戦艦大和と武蔵なのです。両艦が、現代の私たちに語りかけるものは何かを探ります。
第二特集は「知っているようで知らない? 武士と源平の謎Q&A」です。
第二特集は「知っているようで知らない? 武士と源平の謎Q&A」です。
公式サイト |
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古歌に浮かぶ大和と武蔵 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.60 |
常盤貴子 |
7p |
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【総力特集】戦艦大和と武蔵 「史上最強の巨艦」に賭けた男たち
総論 大和と武蔵…それは日本人の技術と叡智を集めた世界一の戦艦だった |
戸高一成 |
14p |
ビジュアル1 ついに姿を現わした美しき巨艦 |
20p |
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ビジュアル2 大和民族の名に恥じず! 不沈艦かく戦えり |
22p |
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ビジュアル3 世界一の技術! 「大和型戦艦」の威容 |
24p |
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米英が強いる屈服外交を撥ね退けよ! 最強戦艦はなぜ求められたか |
中西輝政 |
26p |
年表・無敵の巨砲、雷と吼え |
33p |
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「世界をあっといわせてやれ!」長崎造船所の人々が武蔵に託した夢 |
秋月達郎 |
34p |
太平洋戦争の天王山・第三次ソロモン海戦に大和を投入していれば… |
三野正洋 |
40p |
コラム1 乗組員の至福のひと時…「三度の食事」点描 |
45p |
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運命のレイテ…不沈艦武蔵ここにあり、大和は敵艦隊に悲願の主砲轟発 |
松田十刻 |
46p |
コラム2 「兵力を維持したきため」猪口艦長の遺書 |
53p |
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ビジュアル4 武蔵の死闘、大和の咆哮…レイテ沖海戦 |
54p |
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手記に見る乗組員たちの誇り |
56p |
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ビジュアル5 大胆シミュレーション! 沖縄突入を成功させるには…? |
58p |
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誰もが持ち場を守り責務を果たす…沖縄への還らざる闘いに臨んで |
赤城 毅 |
60p |
ビジュアル6 至烈ノ闘魂、至高ノ練度、天下ニ恥ヂザル最期ナリ |
66p |
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生産大国日本の源流に「軍艦造りの鬼」…戦艦大和が導いた戦後の栄光 |
前間孝則 |
68p |
真珠湾から七十年…その生き方が問いかけるもの |
成島 出 |
74p |
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【特集】知っているようで知らない? 武士と源平の謎Q&A
第1部 そもそも武士とは? どうやって生計を立てた? |
上杉和彦 |
82p |
第2部 源平はライバルではない? 伊勢平氏はなぜ台頭した? |
上杉和彦 |
88p |
ビジュアル 源氏と平氏、その系譜と歩み |
93p |
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仮装巡洋艦アトランティス 第1回 羊の皮を被った狼の登場 |
吉田一彦 |
95p |
[連載小説]真田昌幸 連戦記 第23回 我、六道を懼れず |
海道龍一朗 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・DVD |
112p |
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この著者に注目! 将口泰浩 |
114p |
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駐日米大使グルーの昭和史 ―天皇を敬慕し、開戦回避に尽くしたアメリカ人 第10回 神風号の快挙と誤爆事件 |
太田尚樹 |
116p |
きまぐれ探検 昭和なスケッチ 第20回 四谷界隈 |
本山賢司 |
124p |
美しい日本のふるさと 奥会津・三島町に野の仏を訪ねて |
中塚 裕(写真・文) |
127p |
歴史街道クイズ 「戦国検定!」 |
132p |
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歴史街道・ロマンへの扉 兵庫 |
鶴田純也 |
134p |
東京で味わう ふるさとの料理×うまい酒 第18回 福井県 小鯛の笹漬け |
石田 千 |
136p |
続・自転車紀行 シルクロードをゆく 第12回 タブリーズからエルズルムへ |
長澤法隆(写真・文) |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。