編集部から [PHPスペシャル 2010年4月号]

読んでいる本の中に気に入った言葉を見つけて、線を引いたりページの端を折ったり、付箋を貼ったり破ったりパソコンに保存したりが20年来の習慣。今回それらをざっと見返し、「!」や「?」というものを多々発見。言葉には、出合うべきタイミングがあるものなのですね。  (新)

本を読んでいると、不意に言葉に打たれるときがあります。「この一文のために、私はこの本を読んだんだ」。人も同じで、ある一言が「この人は信じられる」という全幅の信頼を生むことがある。他の人にとっては何ということのない言葉でも、自分にとっては宝物となるのです。(千)

“言葉の力”を伝えたい、そう思って出版業界に入り丸2年。とりどりにきらめく言葉たちを集めた今回の特集で、仕事に行くだけでわくわくして、嬉しくてたまらなかった頃を思い出しました。言葉の怖さ、美しさ。自戒を込めて、感謝を込めて。よし、明日もがんばるぞ。(央)