雑誌
歴史街道 2024年11月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、
〈新・幕末維新――「列強の脅威」と対峙した日本人〉です。
幕末にペリーが来航して以来、日本は西洋列強から交渉を求められ、国の体制そのものが揺るがされていくこととなりました。
鎖国していた日本を、突如として襲ったグローバリズムの波――。
しかし、そのような変革期において、毅然と難局に処す者、あるいは異国人と心を通わす者たちがいました。
最新研究から幕末維新期の実相を解き明かしつつ、時代の節目に直面した日本人の生き方に迫ります。
特集2は、〈関東戦国史を変えた男・北条氏綱〉。
小田原北条氏の2代目である北条氏綱は、始祖・伊勢盛時(宗瑞、北条早雲)、3代目・北条氏康と比べて語られることは多くはありません。
しかし氏綱こそが、一族の基盤を固めたキーマンでした。その見過ごされてきた事績をひも解きます。
特別企画は、
〈読み継がれて1000年 『源氏物語』はかくて世界の古典となった〉。
なぜ、平安時代に生まれた日本の物語は、時代や国境を超えて読み継がれたのでしょうか。
その知られざる歴史をたどります。
〈新・幕末維新――「列強の脅威」と対峙した日本人〉です。
幕末にペリーが来航して以来、日本は西洋列強から交渉を求められ、国の体制そのものが揺るがされていくこととなりました。
鎖国していた日本を、突如として襲ったグローバリズムの波――。
しかし、そのような変革期において、毅然と難局に処す者、あるいは異国人と心を通わす者たちがいました。
最新研究から幕末維新期の実相を解き明かしつつ、時代の節目に直面した日本人の生き方に迫ります。
特集2は、〈関東戦国史を変えた男・北条氏綱〉。
小田原北条氏の2代目である北条氏綱は、始祖・伊勢盛時(宗瑞、北条早雲)、3代目・北条氏康と比べて語られることは多くはありません。
しかし氏綱こそが、一族の基盤を固めたキーマンでした。その見過ごされてきた事績をひも解きます。
特別企画は、
〈読み継がれて1000年 『源氏物語』はかくて世界の古典となった〉。
なぜ、平安時代に生まれた日本の物語は、時代や国境を超えて読み継がれたのでしょうか。
その知られざる歴史をたどります。
公式サイト |
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特集1 新・幕末維新 「列強の脅威」と対峙した日本人
【概論】迫りくる列強の対日政策と、日本の実相 |
町田明広 |
14p |
薩英戦争の知られざる内実と思わぬ副産物 |
桐野作人 |
24p |
幕臣、長州ファイブ、薩摩スチューデント…海を渡った男たち |
安藤 優一郎 |
28p |
来訪した外国人は、日本人のどこに心揺さぶられたのか |
河合 敦 |
36p |
欧米に負けない教育を――勝海舟も認めた武田斐三郎 |
浮穴みみ |
42p |
箱館戦争を戦ったフランス陸軍軍人の心を衝き動かしたもの |
佐藤賢一 |
46p |
佐賀、水戸、長岡、会津…諸藩も全力で世界と向き合っていた |
山村竜也 |
52p |
好評連載
漫画家に聞く! 第22回 安田剛士 少年の目線から描く「新選組」 |
66p |
特集2 関東戦国史を変えた男 北条氏綱
「他国の逆徒」から「八か国の大将軍」へ…二代目の軌跡 |
黒田基樹 |
100p |
「この書置は謎かけぞ」息子・氏康に託したもの |
谷津矢車 |
106p |
特別企画 読み継がれて1000年 『源氏物語』はかくて世界の古典となった
|
古川順弘 |
75p |
隔月連載
歴史こぼれ話 日本海海戦を転機とした男たち 第3回 島村速雄――司令長官から信頼された裏方 |
69p |
読み物
太刀を帯びた甲冑姿でナポレオン三世を魅了した幕臣がいた |
深海信彦 |
58p |
立教開宗850年 多くの出会いに彩られた法然上人の生涯 |
鷹橋 忍 |
62p |
戦国時代の裏面史! 「日本のベニス」と称された堺の盛衰 |
橋場日月 |
70p |
特別寄稿 文士劇の日本史 作家たちは戦前から舞台に立っていた!? |
門井慶喜 |
112p |
太平洋戦争の語られざる玉砕戦と名指揮官・金光恵次郎 |
岩井 秀一郎 |
116p |
特別レポート! 豪華メンバーが語らった「蘭學サミット」 |
122p |
連載 ほか
巻頭グラビア この人に会いたい vol.206 |
渡邊圭祐 |
7p |
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第15回 |
川越宗一 |
84p |
巻末グラビア 空から味わう日本の名城 第14回 宇和島城 |
写真・文 畠中和久 |
130p |
歴史街道伝言板 |
94p |
|
BOOKS・CINEMA |
96p |
|
この著者に注目! 藪本勝治 |
98p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
表紙画・表紙のことば かつての外の国の眼 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。