雑誌
歴史街道 2010年7月号
今月号の読みどころ
「敵約200機、接近中!」。警報に接するや爆音と土煙を上げて、数十機の零戦がラバウルを離陸、邀撃態勢をとります。大敵を前に臆する者はいません。彼らこそ海軍最強の戦闘機隊、「ラバウル航空隊」でした。海軍戦闘機隊が太平洋戦争の最前線・ニューブリテン島ラバウルに進出したのは昭和17年(1942)1月。以来、2年余り、物量に勝る敵との連日の空戦で、消耗と疲労が募る中、彼らを一歩も退かせなかったものは、「この空は俺たちが守り抜く」という最強部隊の誇りと自負でした。坂井三郎、西澤廣義、岩本徹三ら3人のラバウルのトップエースを軸に、故国から遥かな南の空で、零戦に身命を託して敵に挑んだ男たちの不屈の闘志を描きます。第2特集は「龍馬を愛した女性たち」です。
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「ラバ売るか?」「ラバ売る」「どうするか?」「こう喰うたい」 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.42 |
マイコ |
7p |
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【総力特集】零戦とラバウル航空隊 「不撓不屈」のエースたち
総論 激戦の空に挑み続けたラバウル航空隊、その不屈の闘志 |
戸高一成 |
14p |
ビジュアル1 「双胴の悪魔」を鎧袖一触! |
20p |
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ビジュアル2 西澤の愛機、零式艦上戦闘機22型甲 |
22p |
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世界最高の傑作機ゆえに… 零式艦上戦闘機の宿命と可能性とは |
三野正洋 |
24p |
コラム1 零戦の好敵手たち 〈戦闘機編〉 |
29p |
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坂井、西澤、笹井、太田… 台南空が誇る歴戦の猛者の前に敵なし |
松田十刻 |
30p |
大空のサムライ、奇跡の生還! ガ島を巡る苛酷な消耗戦の中で |
松田十刻 |
36p |
コラム2 零戦の好敵手たち 〈爆撃機編〉 |
41p |
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ビジュアル3 トップエースとともに闘った3タイプの零戦 |
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42p |
「何機落としたら貰えるのかい?」 長身の魔王、再び死闘の空へ |
武田信行 |
44p |
コラム3 小園司令の切り札、夜間戦闘機月光 |
49p |
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ビジュアル4 ラバウルの空を駆けた主要部隊 |
50p |
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敵機は俺が落とす! 劣勢の中、「零戦虎徹」手練の技が冴える |
秋月達郎 |
52p |
コラム4 正攻法は採らず! 連日完勝の岩本中隊 |
57p |
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ビジュアル5 「ラバウル航空隊」のエースたち |
58p |
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比島、沖縄、本土上空… ラバウル魂を胸に撃墜王の戦いはやまず |
高橋文彦 |
60p |
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それからの劉邦 ― 「大風歌」が語る功臣粛清の真意 |
渡邉義浩 |
68p |
きまぐれ探検 昭和なスケッチ 第2回 浅草橋界隈 |
本山賢司 |
74p |
友好関係を祝砲で!知られざる「神奈川台場」の活躍 |
78p |
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特集 お龍、加尾、佐那、お元… 龍馬を愛した女性たち
「さすが俺の女房じゃ」寺田屋の危機に奔る お龍 |
植松三十里 |
84p |
ビジュアル 大河ドラマ「龍馬伝」にみる風雲児を支えた数々の女性 |
88p |
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コラム 「それはそれは妙な男」伴侶が語る龍馬 |
91p |
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初恋の人、女剣士、丸山の芸妓…三様の想い 加尾、佐那、お元 |
楠戸義昭 |
92p |
風雲児を支えた年上の「女丈夫」たち 乙女、お登勢、お慶 |
梓澤 要 |
96p |
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連載小説 我、六道を懼れず 真田昌幸 連戦記 第5回 |
海道龍一朗 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 門田隆将 |
114p |
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【特別企画】 聖徳太子とムハンマド、龍馬とリンカーン… 並べるとこんなに面白い! 日本史・世界史「同時代」年表 |
富増章成 |
116p |
第2次大戦秘話 OSSの秘密工作 最終回 珍兵器の数々 |
吉田一彦 |
124p |
歴史街道クイズ 「戦国検定!」 |
130p |
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【特別付録】 「加藤清正」イラスト壁紙・携帯待受画像ダウンロード |
132p |
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歴史街道・ロマンへの扉 宇治 |
鶴田純也 |
134p |
密林に潜むマヤ文明の大神殿群 エル・ミラドールへの旅 |
鈴木 革 (写真・文) |
136p |
湖国百景 近江路をゆく 第6回 甲賀 |
寿福 滋 (写真・文) |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。