雑誌
歴史街道 2016年9月号
今月号の読みどころ
日本のルーツともいうべき邪馬台国は、どこにあったのか?中国の歴史書『魏志倭人伝』の記述をどう解釈するかによって、九州説と畿内説に分かれ、論争が続いていることをご存じの方も多いでしょう。近年では、奈良県の纒向遺跡の発掘調査で新事実が次々と判明している一方、九州説はもちろん、他の場所にあるという説もあり、論争は今も混迷を極めています。
そこで本特集では、ノンフィクション作家の足立倫行氏のナビゲートで、邪馬台国の議論はどこまで進み、それぞれの説の根拠は何か、また女王卑弥呼とは何者だったのかに迫ります。予備知識がなくても無理なく楽しめるよう、随所でポイントを解説。ロマンあふれる古代史の迷宮へ出かけてみましょう。
第二特集は「Q&A 真田信幸の闘い」です。
そこで本特集では、ノンフィクション作家の足立倫行氏のナビゲートで、邪馬台国の議論はどこまで進み、それぞれの説の根拠は何か、また女王卑弥呼とは何者だったのかに迫ります。予備知識がなくても無理なく楽しめるよう、随所でポイントを解説。ロマンあふれる古代史の迷宮へ出かけてみましょう。
第二特集は「Q&A 真田信幸の闘い」です。
公式サイト |
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邪馬台国は脳内に有り、卑弥呼は心中に有り |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.116 |
相楽樹 |
7p |
総力特集 邪馬台国と卑弥呼の謎
【ロマンあふれる「古代史の迷宮」への旅にようこそ】 |
14p |
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序 日本のルーツを探して…古代史はノンフィクション作家を夢中にさせた |
足立倫行 |
16p |
ビジュアル1 想像復原! これが邪馬台国の都だ |
20p |
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特別インタビュー 幻の邪馬台国を探し求めた祖父の情熱と、古代史のロマンに魅了されて |
宮﨑香蓮 |
22p |
ビジュアル2 九州vs.畿内! 出土品は何を語るのか |
26p |
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ビジュアル3 登呂遺跡で「弥生人」になってみた |
28p |
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なぜ論争が続くの? 『魏志倭人伝』って何? Q&A いざ謎の邪馬台国へ |
足立倫行 |
30p |
【九州vs.畿内 邪馬台国はどこにあった?】 |
36p |
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「都するところ」の条件、鉄の出土量、巫女王の登場が九州説を裏付ける |
高島忠平 |
38p |
コラム1 古代の道具で火を起こしてみた |
43p |
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外来系土器と祭殿跡が物語る、先進都市的集落・纒向こそがふさわしい |
石野博信 |
44p |
コラム2 纒向の木製鐙が語る「不都合な真実」 |
49p |
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こんな見方もある! 邪馬台国を探る別角度からのアプローチ |
50p |
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博物館、ネット、シンポジウム…より知るためのガイド |
54p |
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【九州vs.畿内 卑弥呼は何者だったのか?】 |
56p |
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巫女王を育んだ国際都市、そして一面の鉄鏡の存在が謎を解く鍵となる |
高島忠平 |
58p |
東遷説の弱点、邪馬台国からヤマト王権へ…卑弥呼は畿内にいたはずだ |
石野博信 |
62p |
複数いた? 邪馬台国の女王ではなかった? 果たして卑弥呼の正体は… |
66p |
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ルーツ探しの論争をこれからも楽しむために |
68p |
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「古代愛」あふれるカフェに行ってみた |
70p |
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AKB48と学ぶ! 四十七都道府県 この偉人を知っている? 第2回 関西〈後編〉 |
河合敦×太田奈緒 |
74p |
Q&A 真田信幸の闘い 生涯をかけて守り抜いたもの
第一部 初陣はいつ? 信幸は分家か? 関ケ原までの日々 |
橋場日月 |
80p |
年表・真田家を守り続けた93年 |
85p |
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ビジュアル 大河ドラマ「真田丸」に見る 謀将の嫡男から堂々たる当主へ、信幸の歩み |
86p |
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第二部 諱をなぜ変えた? 真田騒動とは? もう一つの闘い |
清水昇 |
88p |
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ドゥーリトル日本空襲の内幕 最終回 日本軍のアメリカ本土攻撃 |
吉田一彦 |
94p |
短期連載小説 関ケ原の丑三ツ 前篇 |
浅倉卓弥 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 山際康之 |
114p |
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世界で出会った「日本人の魂」~取材紀行から~ 第1回 満洲 |
早坂隆 |
122p |
なぜEU離脱? 連合王国って? 今こそ知っておきたいイギリスの歴史 |
茂木誠 |
127p |
歴史街道脇本陣 |
131p |
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歴史街道・ロマンへの扉 興福寺 |
林宏樹 |
134p |
だしで炊いたごはんが香る… あなごめしの名店を訪ねて |
136p |
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安芸折々 第8回 江田島2 |
写真・文 松尾純 |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。