雑誌
歴史街道 2023年6月号
今月号の読みどころ
今月号の特集1は〈五・一五事件の真実――首相暗殺のテロはなぜ起きたか〉です。
昭和7年(1932)5月15日に発生した犬養毅首相暗殺は、現代の日本を考えるうえで、我々に多くのことを問いかけてきます。
海軍青年将校らが暗殺を図った背景には何があったのか。
事件後、政党政治が終わりを迎え、軍部が台頭したのはなぜなのか。
事件の本質に迫ります。
特集2は〈三好長慶とその一族〉。
織田信長に先んじた「天下人」として注目される三好長慶、そしてその一族は、一体何を成したのか。
彼らの事績からは、戦国時代の知られざる側面が見えてきます。
特別企画は〈磯田道史解説! 徳川幕府の政策――「神君の仕組み」を壊した人々〉。
徳川家康は政権永続のために巧妙な〝仕掛け″を遺しました。
しかしやがて、その仕掛けは壊され、骨抜きに……。
その結末とは?
昭和7年(1932)5月15日に発生した犬養毅首相暗殺は、現代の日本を考えるうえで、我々に多くのことを問いかけてきます。
海軍青年将校らが暗殺を図った背景には何があったのか。
事件後、政党政治が終わりを迎え、軍部が台頭したのはなぜなのか。
事件の本質に迫ります。
特集2は〈三好長慶とその一族〉。
織田信長に先んじた「天下人」として注目される三好長慶、そしてその一族は、一体何を成したのか。
彼らの事績からは、戦国時代の知られざる側面が見えてきます。
特別企画は〈磯田道史解説! 徳川幕府の政策――「神君の仕組み」を壊した人々〉。
徳川家康は政権永続のために巧妙な〝仕掛け″を遺しました。
しかしやがて、その仕掛けは壊され、骨抜きに……。
その結末とは?
公式サイト | ![]() |
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特集1 昭和史の分岐点 五・一五事件の真実 首相暗殺のテロはなぜ起きたか
【序論】その前後に何があったのか…時代背景から読み解く |
井上寿一 |
14p |
「三つの謎」から見える事件の本質と歴史の教訓 |
小山俊樹 |
24p |
【ドキュメント】当初はチャップリン襲撃も…その日、何が起きたか |
松田十刻 |
32p |
【列伝】三上卓、藤井斉、橘孝三郎 鍵を握る男たち |
江面弘也 |
40p |
指導者暗殺、国家改造…近代におけるテロとクーデターの系譜 |
水島吉隆 |
47p |
事件が今日の日本に突きつけてくる問いかけ |
保阪正康 |
53p |
ビジュアル 襲撃地はどこだったのか――マップ&時系列 |
22p |
特集2 三好長慶とその一族 知られざる戦国時代の実相
【総論】足利将軍家を凌駕し…五代が乱世に残したもの |
天野忠幸 |
104p |
包囲されてからの逆包囲! 籠城戦でみせた長慶の采配 |
片山洋一 |
112p |
特別企画 磯田道史解説! 徳川幕府の政策 ――「神君の仕組み」を壊した人々
|
磯田道史 |
69p |
連載 ほか
連載 漫画家に聞く! 第13回 トマトスープ 奴隷の少女ファーティマによる、モンゴル帝国への復讐劇 |
66p |
|
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県 第四四回 武田信玄×山梨県「暮天の正将」 |
今村翔吾 |
96p |
この人に会いたい vol.191 |
森 七菜 |
7p |
祚胤伝 ――家康と息子たちの物語 |
宮本昌孝 |
82p |
本当に高層建築だったのか? 発掘調査と史料で探る出雲大社の謎 |
古川順弘 |
60p |
今も昔もファンを魅了! 歌舞伎役者の生活をのぞいてみると… |
山村竜也 |
78p |
神話から幕末まで ニッポン全国「すごすぎる力持ち」伝説 |
奈落一騎 |
118p |
世界の「巨石」をめぐる 第9回 メテオラ 中空に造られたギリシャ正教の修道院群 |
写真・文 須田郡司 |
130p |
歴史街道伝言板 |
90p |
|
BOOKS・CINEMA |
92p |
|
この著者に注目! 森貴史 |
94p |
|
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
10-4.85=5.15 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。