歴史街道
発売日
2024年6月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2024年7月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、
〈武士の誕生の謎――なぜ日本史の「変革者」となったのか?〉です。

平安時代というと、「貴族の世」という印象が強いかもしれません。
しかし、平将門の乱や藤原純友の乱など様々な争乱が起き、武士が徐々に存在感を増していった時代でもありました。
そもそも「武士」はいかにして生まれ、何を思って戦場を駆け、そしてなぜ、権力を掌握するにいたったのでしょうか。
武士の誕生と、彼らが時代の担い手となった背景に迫ります。

特集2は、〈戦国レジェンド武将たちの「意外な老後」〉。
伊達政宗、藤堂高虎、立花宗茂ら、戦国時代を生き抜いた武将たちは、江戸時代に悠々自適の生活を送ったかといえば、決してそうではないようで……。
名将たちの「老後」から見えてくる教訓や人間模様とは。

特別企画は、〈江戸は「おひとりさま」天国だった!〉。
江戸の町は現代と同様、実は「おひとりさま」がたくさんいました。
はたして、彼らの暮らしぶりとは、どのようなものだったのでしょうか。

公式サイト
今月号の目次
特集1 平将門、源義家、そして… 武士の誕生の謎 なぜ日本史の「変革者」となったのか?
【総論】「兵」はいかにして成長し、何を残したか
関 幸彦
14p
ビジュアル 武家政権誕生にいたるまでの戦いの数々・MAP&年表

22p
天慶の乱から平治の乱まで…画期となった8つの戦い
中丸 満
24p
【平将門の乱】あの反乱が、二百四十年後にもたらしたもの
高橋直樹
32p
【藤原純友の乱】殿上人を夢見た男が海賊となった真意
谷津矢車
38p
【後三年の合戦】源氏の棟梁・義家、秘めた想いで陸奥の地へ
片山洋一
44p
【石橋山合戦】惨敗しても、頼朝は「新しい世」を見据えた
嶋津義忠
50p
大河ドラマは、武士をどのように描いてきたか?
ペリー荻野
56p
特集2 伊達政宗、藤堂高虎、立花宗茂… 戦国レジェンド武将たちの「意外な老後」
五人の名将に学ぶ、セカンドライフの歩み方・考え方
今村翔吾
102p
乱世を生き抜いた名将、城から追われた男…それぞれが迎えた晩年
鷹橋 忍
108p
特別企画
次男、奉公人、奥女中、女髪結まで… 江戸は「おひとりさま」天国だった!
安藤優一郎
71p
読み物
あの人たちが紙幣に描かれた理由とは…
奈落一騎
60p
明治の東京スカイツリー? 凌雲閣に登ってみれば…
島崎 晋
66p
太平洋戦争の知られざる名指揮官・木庭知時
岩井秀一郎
94p
世界遺産で発見された藤原道長直筆の写経…それは何を物語るのか
石田紗英子
114p
烈婦、奸婦、賢婦… 中国の後宮で繰り広げられた激動の歴史
菊池昌彦
118p
連載ほか
隔月新連載スタート! 歴史こぼれ話 日本海海戦を転機とした男たち
第1回 山本権兵衛――くすぶっていた東郷平八郎を抜擢

65p
巻頭グラビア この人に会いたい
vol.202
北村 諒
7p
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ
第11回
川越宗一
80p
巻末グラビア 空から味わう日本の名城
第10回 鉢形城
写真・文 畠中和久
130p
歴史街道伝言板

88p
BOOKS・CINEMA

90p
この著者に注目!
新井浩文

92p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
表紙画・表紙のことば
兵のココロ
黒鉄ヒロシ
3p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。