編集部から [THE21 2007年11月号]

編集部・リレーコラム

仕事が早く済むだけでないスピードの付加価値とは?

 残業代が青天井で支給されていたのはいまや昔の話。それどころか、いまは下手に残業をしようものなら「無能」の烙印を押されかねない雰囲気である。
 そんなご時世であるから、多くの人が「仕事が速くなりたい」と願っている。弊誌11月号でも、『テキパキ仕事ができる人VS.できない人の習慣』という総力特集を組み、悩めるビジネスパーソンたちの一助となろうと考えた。
 取材に応じていただいた各界の成功者は、さすがにみな仕事が速い。なおかつ、ただ速いだけでなく、スピードについても哲学がある。
 たとえばある経営者は、「スピードは何よりの“サプライズ”になる」と語る。「午前3時に送ったメールの返事が、1分後に返ってきたら驚くでしょう? 素早い行動をすると、相手は驚いて強い印象をもってくれるんですよ」。
 その経営者は実際にそのような考えで、新製品を速いサイクルで世に送り出しているそうだ。
 ただ「時間・労力の短縮」を進めるだけではなく、それ以上の付加価値を求めていく。そこに、成功の秘訣を見た気がした。

(Y.I)

巻頭対談で訪ねた京都・任天堂㈱本社ビル。さぞやゲーム音が鳴り響く賑やかなロビーかと思いきや、そこはポスター1枚貼っていない静謐な空間。聞けば、店頭での販促予算以外は極力ムダを省いているとのこと。"始末"の文化を大切にする京都の老舗企業の底力をみた。(M・T)

夏休みに九州に帰省しました。空港に降りた途端、気温37℃のまとわりつくような暑さに、「さらに暑いところへきちゃった」と少し後悔するも、連日、東日本の最高気温更新のニュースが……。そういわれると、例年どおりの九州の暑さは我慢できる気がするから不思議です!(I・U)

ある方から、暑中見舞いに杉の木のうちわをいただいた。薄くスライスした杉の木は、軽く振るとペコペコという音とともに、ほのかに香る風を送ってくれる。仕事の都合で、夏休みはまだ取れていませんが、灼熱の東京でしばし自然を感じられる、ありがた~い贈り物でした。(Y・I)

今回の企画で、即戦力になるには、「体力」が外せないと実感。ということで、体力をつけるために、駒沢オリンピック公園でランニングを実践したのだが、猛暑にまけてダウン。暑さから逃れるため、夏休みを利用して北海道へ。心も体も充電完了。やっぱり休息が即戦力の近道!?(S・I)

作詞家の阿久悠先生が亡くなった。高校時代から先生の歌詞が大好きで、「いつかインタビューを」と思っていただけに、とても残念。とりあえず、先生の遺してくれた歌詞を、もう一度じっくり読み返そうと思う。今年の紅白歌合戦では、ぜひ「阿久悠メドレー」を!(時代遅れのY・N)

11月発売の増刊号、『DUAL(デュアル)』の媒体資料が完成、広告集稿活動がスタートしました。じつは雑誌業界では、広告売上げが年々落ち込み、編集部も広告営業に駆け回る必要が。編集者にも営業センスが問われる時代、礼状の書き方は、P.81~の特集で復習済み(!?)です。(Y・Y)