雑誌
編集部から [THE21 2008年2月号]
編集部・リレーコラム
理想と現実の落差をしっかりと見極めよう
今年の転職市場を占えとのテーマをいただき、真っ先に思い浮かんだのが、『週刊モーニング』(講談社)の連載マンガ「エンゼルバンク~ドラゴン桜外伝」(三田紀房)。毎回、転職市場の的確な取材に基づくと思われるリアルなストーリー展開で、いかに多くの人が間違った転職活動をしようとしているか、"メディアに騙されるな""イメージに惑わされるな"と警鐘を鳴らす。まさに社会人のための『ドラゴン桜』であり、転職の理想と現実の落差を冷静な筆致で描いた作品だ。
事実、もはや転職ブームはピークを過ぎたとの声も聞かれる。ITブームの終焉とともに、ベンチャー志向の若者は減り、大企業志向の若者が増えているのだとか。『THE21』の読者もどちらかといえば、「成功する転職なんて稀だし、所詮、他人の話(参考にならない!?)。ならば、いまの会社でもっと仕事ができるようになりたい」派のようだ。たしかに、いざ転職してみると、年収が上がらなかった人が65%弱とのデータ(厚生労働省「平成18年雇用動向調査」)もある。
何をもって"成功する転職"と呼ぶかはべつにして、やはり、大切なのは年収ではなく、何をやりたいかではないだろうか。それは、新卒市場でも同じ。有効求人倍率が高まっているからといって、給料の多寡で企業選びをしていると、ろくなことにならない。
1年のスタートに当たり、自分は何をやりたいのか、もう一度、再確認することから、転職&就職活動を始めてはいかがだろうか。
『THE21』編集長 山岡勇二
「UEFA EURO 2008」の記者会見に参加。最初で最後の機会とばかりに、ミシェル・プラティニ氏(UEFA会長)に「プレイスタイルとお国柄について」挙手質問。「そんな質問に答えていたら本が一冊書けてしまうよ。でも、サッカーの真の見どころは、個人の才能だよ」。さすが伝説の名選手!!(M.T)
関西生まれ九州育ちの私にとって、東京での最初の冬はものすごく寒かった記憶がある。が、ここ何年かはそう感じない気がする。都会にいると建物のなかも電車のなかも暖房が効いていて、外で過ごすことが少ないせいかもしれないけど。私が慣れたのか、それとも温暖化という深刻な問題か。(I.U)
もう何年も会っていないのに、毎年必ず年賀状を送ってくれる人がいる。「明けましておめでとう。今年は久々に会えるといいですね」。たったそれだけの文面でも、その人の顔がありありと浮かんでくる。たかが年賀状、されど年賀状だ。今年こそは、こういう小さな積み重ねを大切にして生きたい。(Y.l)
弊誌が『AERA』2007年12月17日号の巻末コラム「マガジン百名山」に登場。「役に立ちそう」、でも「タイトルにデジャブ感」とは、鋭い!ともあれ、よい点も悪い点もしっかりと評価してくださるのは光栄なこと。他誌の評価を読んでも納得。ライターの中沢明子さん、一度お会いしたいです!(S.I)
先日、TM NETWORKの日本武道館ライブへいってきました。3人とも約50歳だというのに、動きは若いころのまま…ではありませんでしたが、盛り上がりは最高。帰宅後も興奮がさめず、思わず過去のライブDVDをネットで注文してしまいました。自分も負けずに「Get Wind」しなければ!(Y.N)
この時期、「1年の目標は?」と聞かれ、言葉に詰まることが多いのですが、今年は明確。「増刊号『DUAL』を必ず創刊に結びつけること」です。ハードルは山積みですが、弊社の創設者・松下幸之助白く、「成功するまで続ければ、事は必ず成功する」。担当者と2人、頑張りますので、引き続きご声援を!(Y. Y)