雑誌
編集部から [THE21 2008年3月号]
編集部・リレーコラム
数字を追っても追われるな!?
日常生活からビジネスまで、われわれはつねに数字と向き合って生きている。それだけ世の中が計数的に動いていることの証拠ともいえる。しかし、一見、わかりやすい数字だが、ときに数字に惑わされることもある。家電量販店や書店、CDショップなどで売り上げランキングの高い商品だけが加速度的に売れる。もちろん、すぐれた商品だからこそ売れるのだが、数字として目立たない部分にもすぐれた商品はあるに違いない。弊誌3月号の特集『「会社の数字」に強くなる!』では、仕事上で出合う救字の向き合い方を考えてみた。日々の数字に追われるのではなく、数字を追いながら、その裏表を読めるビジネズマンこそが一流のビジネスマンたり得るのだろう。
(M.T)
特集で取材した若い営業マンの2人が、前に勤めていた会社が倒産した経験をもっていた。いずれも30歳前後の就職氷河期世代。取材の受け答えから、彼らの冬の時代の厳しさが伝わってきた。自力で営業スキルを磨き、春を呼び込んだ彼らのハングリー精神は、じつに見事だと感じ入った。(M.T)
年末に実家に帰って、庭になっている柚子を大量に持って帰ってきた。ずっと風邪気味だったので、お湯に柚子を絞ってハチミツを入れた「ホット柚子」にすっかりハマってしまった。粉末タイプの市販のものとは違って、やっぱり本物はおいしい!実家にいても見向きもしなかったのに……。(I.U)
取材先のレストランで、「最近、結婚式帰りのお客さんが多いんですよ」という話を聞いた。どうやら結婚式が増えているらしい。オダギリジョーさんと香椎由宇さんも電撃結婚したし、いよいよ結婚ブームの到来か?一人で生きていくにはたいへんな世の中だ、と思っているのは僕だけだろうか。(Y.I)
友人が、飼いネコを連れてわが家へ遊びにやってきた。帰りがけ、ドアを開けた瞬間にネコが逃走!そのまま帰ってこなかった……。「ケージのなかで一生を終えるよりは、よかったのかもね」と話しながらも、この冬初の雪が降った東京の空の下、ガタプルと震えているのではないかと心配。(S.l)
年末年始にマカオへ。話題の超巨大ホテル「ザ・ヴェネチアン・マカオ」の宿泊料金が思いのほか安かったので、1泊だけ泊まることに。「この価格で約70㎡のスイートルームはお得だ!」と喜んでいたら、併設のカジノで見事に大損。「儲けのカラクリ」は学べたが、その授業料はかなり高かった(涙)。(Y.N)
先日、再読した「ピジョナリー・カンパニー」曰く、会社を繁栄させるのは、時を告げるタイプではなく、時計をつくるタイプの経営者。最近、老婆心からか、なにかと現場に口を挟みたくなるが、時を告げる(編集制作)のはデスク以下に任せ、時計づくり(人材育成)に集中すべきと自戒した睦月でした。(Y.Y)