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Voice 2020年2月号
今月号の読みどころ
アメリカ・イラン関係が急速に悪化するなど、2020年の国際情勢も予断を許さない。わが国の眼前にはいかなる「グローバル・リスク」が迫っているのか、多角的に論じる。三菱ケミカルホールディングスの小林喜光会長は、覇権戦争やデータ至上主義など世界の激変を指摘したうえで、日本企業経営者が取り戻すべき「勝負魂」を語る。そのほか、中東の緊張を論じた菅原出氏「『戦略なきイラン攻撃』の危機」など注目論考が目白押しだ。
特別企画は、福井憲彦と本村凌二氏の対談を含む「賢者は歴史に学ぶ」、巻頭インタビューには昨年、OECDが発表した「日本の読解力低下」を受けて、藤原正彦氏にご登場いただいた。
特別企画は、福井憲彦と本村凌二氏の対談を含む「賢者は歴史に学ぶ」、巻頭インタビューには昨年、OECDが発表した「日本の読解力低下」を受けて、藤原正彦氏にご登場いただいた。
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今月号の目次
総力特集:大国間競争の帰結
「デジタル独裁」にどう立ち向かうか |
小林喜光 |
44p |
世界は「唯我独尊」化していく |
渡辺博史 |
54p |
トランプに迫る「予測可能」リスク |
吉野直也 |
64p |
米中の偶発的軍事衝突に備えよ |
飯田将史 |
72p |
「戦略なきイラン攻撃」の危機 |
菅原 出 |
80p |
新段階へと突入する露中関係 |
畔蒜泰助 |
88p |
日本が直面する一〇のグローバル・リスク |
金子将史 |
96p |
特別企画:賢者は歴史に学ぶ
「他律」に陥る人類への処方箋 |
福井憲彦&本村凌二 |
104p |
海軍反省会がいまに伝えるもの |
戸高一成 |
114p |
巻頭インタビュー
読解力急落、ただ一つの理由 |
藤原正彦 |
18p |
連載 ほか
再度、離脱を選んだ英国の命運 |
岡部 伸 |
122p |
安定―不安定のパラドックス |
テイラー・フレイヴェル |
130p |
「孤独」が人をつなぐ |
藤 竜也 |
140p |
新時代ビジョン研究会 爆発するルネサンス |
御立尚資 |
148p |
人類は「自己家畜化」に陥っている |
ジョセフ・ヘンリック |
158p |
「ネット家出」はなぜ繰り返されるか |
渋井哲也 |
218p |
日本ラグビー強化の舞台裏 |
藤井雄一郎 |
226p |
鏡の中のアメリカ〈3〉 開国とは何か――『米欧回覧実記』について |
先崎彰容 |
166p |
ウェルビーイングとは何か〈5〉 「働き方改革」の肝となる考え方 |
石川善樹 |
205p |
デジタルチャイナ体験記〈最終回〉 アリババの「カバさんスーパー」 |
西谷 格 |
196p |
反EUの現場を歩く〈最終回〉 日本の「移民政策」とポピュリズムの行方 |
宮下洋一 |
184p |
長寿企業を育む「百年の計」プロジェクト 埼玉100年企業(1) 長寿社会が活躍する日本 |
橋本久義 |
212p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 文明開化と「不平等条約」の役割 |
渡辺惣樹 |
34p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 ジョンソン首相の世論操作 |
三浦瑠麗 |
36p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 楽観と理想の科学技術 |
開沼 博 |
38p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 現代アートの鑑賞法 |
舘鼻則孝 |
40p |
西南、南西、テレビ風40 病院広報誌の力 |
結城豊弘 |
42p |
令和の事業家 フィットネスが与える新たな価値 |
塚田眞琴 |
234p |
著者に聞く 「夫は気が利かない」は濡れ衣だ |
黒川伊保子 |
238p |
巻頭言〈第26回〉 欧州の海なき国から見た日本 |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第241回〉 食通のトンビ |
曽野綾子 |
27p |
文明之虚説〈第26回〉 後藤新平の中の自治 |
渡辺利夫 |
246p |
東京の聖地〈7〉 ニコライ堂 |
写真・文/岡本亮輔 |
1p |
土木を撮る〈22〉 鶴田ダム |
写真・文/西山芳一 |
8p |
令和の撫子〈9〉 せきぐちあいみ |
撮影/吉田和本 |
11p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。