雑誌
Voice 2021年3月号
今月号の読みどころ
1月20日、バイデン政権が誕生した。感染者数約2,500万人、死者約40万人を出しているパンデミックはもちろんのこと、国内ではトランプ主義や分断、国外では対中戦略など、課題が山積している米国は、はたしてどこへ向かうのだろうか。その行方はわが国にとっては、自国の安全保障に関わる非常に大きな問題であり、多角的な議論が必要だ。
本特集では、米国民主主義と西洋近代的価値観の限界を喝破する佐伯啓思氏や、ASEAN諸国は「自国ファースト」を貫くと指摘する白石隆氏など、八名の識者が米国の今後と日本が進むべき道を論じる。
特集は「『緊急事態』とメディア」。10都府県で延長が決定した緊急事態宣言であるが、いまメディアがはたすべき役割は何か。非常時である現在だからこそあぶりだされた問題に迫る。
巻頭には、「クリスパー・キャス9」の研究で2020年にノーベル化学賞を受賞して話題を集めたジェニファー・ダウドナ博士への独占インタビューを掲載。
そのほか、SBIホールディングスの北尾吉孝社長や、漫才師のオール巨人師匠も登場。
本特集では、米国民主主義と西洋近代的価値観の限界を喝破する佐伯啓思氏や、ASEAN諸国は「自国ファースト」を貫くと指摘する白石隆氏など、八名の識者が米国の今後と日本が進むべき道を論じる。
特集は「『緊急事態』とメディア」。10都府県で延長が決定した緊急事態宣言であるが、いまメディアがはたすべき役割は何か。非常時である現在だからこそあぶりだされた問題に迫る。
巻頭には、「クリスパー・キャス9」の研究で2020年にノーベル化学賞を受賞して話題を集めたジェニファー・ダウドナ博士への独占インタビューを掲載。
そのほか、SBIホールディングスの北尾吉孝社長や、漫才師のオール巨人師匠も登場。
公式サイト |
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今月号の目次
総力特集:米国よ、どこへゆく
バイデンは「民主主義」を守ったか |
佐伯啓思 |
38p |
「自国ファースト」を貫くASEAN |
白石 隆 |
48p |
インド太平洋の地域秩序を主導せよ |
細谷雄一 |
56p |
バイデン政権で手放される台湾と日本 |
川上高司 |
64p |
地方に残存する「トランプ王国」 |
金成隆一 |
72p |
米中対立の「新局面」が問う日本の覚悟 |
細川昌彦 |
80p |
米メディアへの誤解と批評する作法 |
渡辺将人 |
87p |
日本は経済力に見合う軍事力確保を |
ジョージ・フリードマン |
94p |
特別企画:「緊急事態」とメディア
特措法改正、私権制限の難問に向き合え |
福田 充 |
102p |
若者のコロナ認識と混合メッセージ |
逢坂 巌 |
112p |
人類は「フェイクニュース」に負けるのか |
瀬川至朗 |
122p |
例外状況に見つめ直す「感情報道」の原則 |
佐藤卓己 |
131p |
連載 ほか
「義と利の両立」が企業人の使命 |
北尾吉孝 |
138p |
ウイルスも人間も「鬼」になりうる |
小松和彦 |
146p |
心の身長は伸び続ける |
俵 万智 |
153p |
紳士の決闘―歴史のなかの関・森嶋論争〈後編〉 |
森田吉彦 |
160p |
漫才がすべての笑いの原点 |
オール巨人 |
168p |
巻頭インタビュー ゲノム編集が変える未来 |
ジェニファー・ダウドナ |
18p |
賢慮の世界史〈12〉 日英エリート教育論(2) |
佐藤 優&岡部 伸 |
184p |
中国vs.世界〈終〉〈カナダ〉 「中国vs.民主主義」の角逐の最前線 |
安田峰俊 |
194p |
「次」の歴史と人類の新軌道〈3〉 目に見えない世界の可視化が「時代の名誉」をつくる |
長沼伸一郎 |
202p |
長寿企業を育む「百年の計」プロジェクト 未来を創る伝統の力〈2〉 進化を続ける「人と組織」とは |
212p |
|
「ネクスト・リーダーシップ」を考える〈後編〉 |
古田直裕 |
218p |
「心の健康」を支える人生の選択肢 |
坂上 忍 |
224p |
令和の事業家 世界の心理的国境をなくす |
岡村アルベルト |
232p |
著者に聞く カンボジアで実現した中央銀行デジタル通貨 |
宮沢和正 |
236p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 スターリンの死に方〈その一〉 |
渡辺惣樹 |
26p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 「緊急事態」と罰則の均衡 |
三浦瑠麗 |
28p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 現在の「まなざしの地獄」 |
開沼 博 |
30p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 芸術と日常世界を繋ぐ「ものさし」 |
舘鼻則孝 |
32p |
西南、南西、テレビ風〈53〉 コンテンツの新大陸 |
結城豊弘 |
34p |
歴史家の書棚〈9〉 木村昌人『渋沢栄一』 |
奈良岡聰智 |
240p |
巻頭言〈3〉 最近の人類は「進化」しているか |
長谷川眞理子 |
15p |
文明之虚説〈39〉 福澤諭吉の中の日韓関係 |
渡辺利夫 |
246p |
今そこにある近代〈5〉 JR今庄駅 |
写真・文/門井慶喜 |
1p |
Wonder People〈3〉 廃棄された劇場と、そこに暮らす男 |
写真・文/佐藤健寿 |
6p |
令和の撫子〈22〉 葵わかな |
撮影/川島伸一 |
9p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。