書籍

- 発売日
- 2000年06月08日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-60304-9
空白の終焉へ
日本復興の思索
著者 | 福田和也著 《文芸評論家、慶応大学助教授》 |
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主な著作 | 『魂の昭和史』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,595円(本体価格1,450円) |
内容 | この国は溶解しつつある。日本人が取り戻すべき「形」とは何か。美意識の復権、「おほやけ」の抽出、生命を超える価値等を提唱する力作評論。 |
多発する少年犯罪、治安維持組織たる警察の腐敗、それに対応するリーダーシップを発揮できる指導者の体たらく。この国が根幹から崩れようとしている。
本書では、日本の根幹に空いた大きな穴=空白を埋め、21世紀に世界で戦えるための矜持と戦略を問いかける。
著者はこの空白の原因を「戦後的なるもの」の限界として捕らえる。「より豊かになる事を追求し、美しい国土と街並みを壊し続けたこと、生活の実感からにじみ出る伝統・文化を失ったことが日本人の精神に歪みを生じさせた」と論じる。さらに「過剰な生命至上主義の思想により、見を挺してでも貫く正義、人命より名誉が大事という精神が否定されいびつな人間観が形づくられた」と説く。また、アメリカの影響力のもと思考停止し、自ら世界思想を打ち出せなくなった問題点を指摘する。
伝統と文化に基づいた日本の形を発見し、誇るべき国家として生き延びる道を思案する力作評論。
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