ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法
発売日
2014年02月18日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-81812-2

[改訂版]
ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

著者 福田和也著 《文芸評論家、慶應義塾大学環境情報学部教授》
主な著作 『悪の読書術』(講談社新書)
税込価格 924円(本体価格840円)
内容 知的にして軽快、実践的にして洒脱。睡眠時間と社交を確保しながら大量の「読み・書き」を可能にする、プロフェッショナルのメソッド。



 【本好きのみなさんへ】

 本書は、ネット書店に電子書籍、新刊の量は星の数……という便利な今だからこそ復刊された、知的生産術の名著です。

 「もっとたくさん本を読みたいけれど時間がない」「買ったまま開いていない本が結構ある」「どんなに読んでも内容をなかなか吸収できない」「どうすれば文章が上達するのかわからない」……。読み書きにまつわる悩みは、たくさんあります。

 それに、読むのも書くのも、量を増やせば質が下がるし、質を上げれば量は減る。

 これは、インプットとアウトプットの永遠のジレンマだと言えるでしょう。

 そんな悩める読書家たち、そして文章を書く人たちに、この本は、教えてくれます。

 「量を増やすことで、質を上げる方法があるのだ」と。

 福田和也氏が、圧倒的な量を吸収しながら空前絶後の量を放出する、その奥義はいったいどこにあるのでしょうか。

 ――答えは意外にも、「紙の本」と「手書き」にありました。

 アナログすぎる? 面倒くさい?

 いえいえ、本書の中にたくさん出てくる方法のなかから、気に入ったものだけ選んで真似してみてください。ありきたりな速読や文章練習では身に付かなかった、<情報>や<知恵>や<美しい文章>が、とうとうあなたのものになること、請け合いです。

 プロフェッショナルがどのようにインプットとアウトプットを磨いているのか、実際の仕事術を満載した貴重な書、ぜひご一読ください。

 ≪本書の内容≫

 第I部◎どう読むか

 第1章 本の「効率的」な読み方

 第2章 「抜書き」の多様なメリット

 第3章 本以外の情報の集め方

 第II部◎どう書くか

 第1章 情報整理から表現へ

 第2章 文章上達の「近道」とは

 第3章 より幅広く書くために