皇統保守(こうとうほしゅ)
発売日
2008年07月31日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-65511-6

皇統保守(こうとうほしゅ)

著者 竹田恒泰著 《(竹田)作家、旧竹田宮家直孫、(八木)高崎経済大学教授》
八木秀次
主な著作 <竹田・主な著作>『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 皇室の弥栄さえあれば、日本国民は大丈夫――。皇位継承問題の蒸し返し、宮中祭祀廃止論、マスコミによる品格なき皇室報道などを斬る!



 かつて右翼と左翼は明確に異なっていたが、現在はその違いも曖昧になりつつある。日本共産党が皇室の存在を認めるなか、恥ずかしげもなく「天皇制度の廃棄」という言葉を持ち出す自称保守論者もいる。

 そもそも保守は右翼であろうか。皇室を慮り、神社を大切にする者は果たして右翼なのか。否、私は保守こそ「中道」だと思っている。なぜなら、保守が保守するものとは「天皇」であり「皇統」にほかならないからだ。

 かつて三島由紀夫は、日本人が最後に守らなければいけないのは「三種の神器」と言った。それこそ正論であろう。歴史的に天皇は日本の中心であり続け、今もそのことに変わりはない。皇統を保守する立場は右でも左でもなく、中道というべきではないか。

 無益なレッテル貼りはもう終わりにして、日本人としてのあるべき姿を取り戻し、将来の日本のあり方を真剣に考えたい。それが本書のテーマとなる「皇統保守」である。(「はじめに」より抜粋)