新渡戸稲造の人間道
発売日
2007年01月24日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-65990-9

新渡戸稲造の人間道
『自警録』『修養』に学ぶ日々の心得

著者 岬龍一郎著 《「人間経営塾」主宰》
主な著作 武士道』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 新渡戸稲造の処世訓が詰まった「自警録」。本書は、人生を最高に生きるための新渡戸流の生き方を、「自警録」に基づき紹介する。



 『武士道』を通して、日本の精神文化を世界に知らしめた新渡戸稲造。新渡戸には、『修養』『世渡りの道』『自警録』といった修養論についての本があるが、これらは、新渡戸が当時の通俗雑誌であった『実業之日本』に連載されたものを、そのつどまとめたものである。その言葉遣い、引用例は通俗的なもので、くどいほどやさしく書かれてある。だが、今となっては読みづらい。そこで、これらの本を熟読吟味して、新渡戸のいわんとする主旨を損なわずに、著者なりの解釈を踏まえた修養論が、本書の「人間道」である。その核心を一言でいえば、「豊かな人生と幸福を誘う生活法」ということになる。

 具体的には、「かつて日本は『美しい国』であった」「真理は日常の現実のなかにある」「すべては考え方しだいで順境になる」「『調子のいいとき』ほど気をつけよ」など。

 『武士道』の著者の実践的人生訓が、混迷した今日の日本に力強く蘇る!