書籍
- 発売日
- 2008年05月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67018-8
傑作時代小説
幻の剣鬼 七番勝負
著者 | 柴田錬三郎著 《作家》 津本陽著 縄田一男編 |
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主な著作 | <柴田・主な著作>『剣は知っていた』(集英社) |
税込価格 | 681円(本体価格619円) |
内容 | 柴田錬三郎、津本陽など、時代小説の名手が、生死を分ける太刀のもと、目にも止まらぬ妖しい剣の使い手を描く、傑作短篇時代小説集。 |
「音無の構え」で有名な中里介山作『大菩薩峠』の主人公・机竜之介の昔から、「わが国の時代小説の魅力は主人公のつかう剣にあった」と、本書の編者である縄田一男氏はいう。
史実ではないが、宮本武蔵が打ち込む太刀を、鍋ぶたで受けたという塚原卜伝をはじめ、宮本武蔵、佐々木小次郎、柳生宗矩、江戸末期の千葉周作まで、剣豪を主人公とした小説はあまた知れない。本書では、それらの剣豪小説の中から、戦後の剣豪小説ブームの火付け役となった五味康祐の名作「秘剣」を筆頭に、眠狂四郎という映画・テレビのヒーローの生みの親・柴田錬三郎の「一の太刀」など、ブームの流れが分かるように、厳選した七篇を時代順に配列してみた。
ラインナップは、いま紹介した二人のほかに、山田風太郎「妖剣林田左文」、戸部新十郎「水鏡」、新宮正春「笹の露」、津本陽「念流手の内」、惜しまれつつ早世した羽山信樹の「破門」の七篇である。
名手七人による文庫オリジナル。
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